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1999 Fiscal Year Annual Research Report

動画像スケーラビリティを利用したトランスコーディング方式の研究

Research Project

Project/Area Number 10750288
Research InstitutionHiroshima University

Principal Investigator

児玉 明  広島大学, 地域共同研究センター, 助教授 (50277828)

Keywordsトランスコーディング / スケーラビリティ / 画像符号化 / 階層符号化 / 情報変換 / 情報記述 / 符号化制御
Research Abstract

データベースシステム,或いは,ネットワーク伝送時の高度情報変換を睨んだ,昨年度のMPEG-2動画像トランスコーディングアルゴリズムの検討を基に,変換用フォーマットの設計,また,変換方式の高速化及び品質についての有効性の検証を行った.
変換用フォーマットとして,新たなスケーラビリティデータの構成方法(マルチメディアスケーラビリティパッケージ)を具体的に設計し,その実現性について明らかにした.昨年度提案した5つのスケーラビリティプロファイルの中で,特に品質プロファイルに相当する画像のサイズと,動画像情報として,品質プロファイルと内容プロファイル記述された方式を利用した.さらに,内容プロファイル記述を行う際,動画フレームの分析に輝度信号の時間相関を利用した.
次に,ハイブリッドスケーラビリティフォーマット(複合型プロファイル)のアプリケーション上での評価実験を行った.アプリケーションとして,画像検索システムに着目し,画像特徴量を算出する際に,動画像トランスコーディング方式の有効性,並びに,スケーラビリティフォーマットの利便性を,理論及び実験により明らかにした.
MSP検索システムにおける検索処理時間において,品質プロファイルによる空間解像度方向のトランスコードを用いることにより,画像縮小サイズに相当する4倍,16倍,64倍,256倍と高速化が可能となり,また,内容プロファイルを利用すると,フレーム数を750枚から,最小5フレームと絞ることができ,最大153600倍までの高速化が可能となることを示した.また,画像特徴量算出時の空間解像度及び符号量に対するトランスコード処理の画質低下の影響についても検証し,提案方式の有効性を示した.

  • Research Products

    (6 results)

All Other

All Publications (6 results)

  • [Publications] 児玉 明: "The Hierarchical Image Coding and its Video Data Description Multime-dia Scalability Packages"Picture Coding Symposium 99. 1. 37-40 (1999)

  • [Publications] 児玉 明: "A Study on the Hybrid Image Coding and Structuring Methods for Multimedia Scal-ability Packages Communication Service"IEEE Multimedia Systems '99,International Conference on Multi-media Computing and Systems. 2. 92-96 (1999)

  • [Publications] 児玉 明: "MSP検索システムにおける画像マッチング手法に関する検討"PCSJ99. 1. 27-28 (1999)

  • [Publications] 児玉 明: "MSP画像検索システムにおける情報構成法の考察"PCSJ99. 1. 53-54 (1999)

  • [Publications] 児玉 明: "MSP検索時の自動情報記述方式の検討"電子情報通信学会 技術報告. 511. 61-66 (1999)

  • [Publications] 児玉 明: "MSP検索システムに関する検討"電子情報通信学会 技術報告. 592. 21-26 (2000)

URL: 

Published: 2001-10-23   Modified: 2016-04-21  

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