• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

1998 Fiscal Year Annual Research Report

料金体系の変更が都市内通勤行動に与える影響のシミュレーション分析

Research Project

Project/Area Number 10750401
Research InstitutionTokyo Institute of Technology

Principal Investigator

清水 哲夫  東京工業大学, 工学部, 助手 (40272679)

Keywords出発時刻選択 / 時間帯別料金 / ネットワークシミュレーション
Research Abstract

本研究は,朝のピーク時の混雑を分散させる方法として,時間帯別料金導入などの料金体系の変更に着目し,これが大都市圏で広域に実施される場合の通勤行動に与える影響を分析するツールの開発が目的である.今年度は,利用者が出発時刻を決定する要因を抽出し,ネットワーク上の政策シミュレーション分析を行うためのツールを基礎的に検討した.
研究の遂行に際し,すでに時間帯別料金の適用が進んでいる事例をレビューを通じ,東京のような大都市圏における広域での実施には多くの課題が残されていることが明らかとなった.
分析に先立って,首都高速道路で通勤するドライバーに対して意識調査を行った.このデータを利用して,時間帯別料金を含めた首都高速道路の渋滞緩和対策に関する選好意識を分析し,時間帯別料金の受け入れ易さを定量的に把握した.次に,利用者が料金と所要時間,始業時刻などをもとに出発時刻を選択する行動をモデルに定式化し,先の調査データを利用してモデルの推定を行った.これにより,利用者の属性が出発時刻のシフトに大きな影響を与えることが推察された.なお,構築したモデルの予測時の信頼性を確保することを目的として,実交通量データを用いて,モデルパラメータのチューニングを別途行っている.
次年度以降に構築する交通需要予測システムの基礎的検討として,ネットワークシミュレーション手法の適用可能性について整理し,10Dではあるが,実ネットワークにこの手法を適用し,時間帯別料金による渋滞緩和効果の分析が行えた.

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 清水哲夫・屋井鉄雄: "所要時間分布の収束を考慮した時間帯別交通量配分" 土木計画学研究・講演集. 21・2. 769-770 (1998)

URL: 

Published: 1999-12-11   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi