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1998 Fiscal Year Annual Research Report

高血圧発症における血管平滑筋由来リゾホスファチジン酸受容体活性化の役割

Research Project

Project/Area Number 10770055
Research InstitutionKitasato Institute

Principal Investigator

加藤 裕之  北里研究所, 東洋医学総合研究所 臨床研究部, 研究員 (30301732)

Keywords高血圧自然発症ラット / リゾホスファチジン酸 / cDNAクローニング
Research Abstract

本年度は、ヒト本態性高血圧症のモデル動物である高血圧自然発症ラット(SHR)およびその対照となる正常血圧ラット(WKY)血管平滑筋上に存在し血圧調節に関与しているリゾホスファチジン酸受容体のcDNAクローニングおよびアミノ酸全配列の決定を目的に以下の実験を行った。すでに高血圧の成立している12週令のSHRおよびWKYより胸部大動脈を摘出後、移植片法により初代培養を行い、内膜血管平滑筋細胞を樹立した。ヒトより単離されているリゾホスファチジン酸受容体のアミノ酸相同性の高い膜貫通領域に対応するセンス、アンチセンスデジェネレートプライマーを作成し(センススデジェネレートプライマーにはEcoRIサイトを、アンチセンスデジェネレートプライマーにはBamHIサイトを5'プライム側に付加した。)し、上記SHRおよびWKY由来の培養血管平滑筋細胞より得たtotal RNAをテンプレートとしRT-PCRを行った。予想される分子量範囲のPCR産物をクローニングベクターpBluescript II SK(+)のEcoRI,BamHIサイトに組み込んだ。更に、これらを4塩基認識の制限酵素で消化後のDNAのアガロースゲル上の電気泳動パターンを比較した。その結果、電気泳動パターンの違いよりSHRで7つ、WKYで11つの独立したクローンが得られた。今後は、DNAシーケンスを行いアミノ酸配列を決定する。さらに、オープンリーディングフレーム となっているクローンに関し、5'および3'-RACE法によりcDNA全長を得、SHRおよびWKY間でそのアミノ酸配列の違い並びにノーザンブロットにて発現量を比較する予定である。

URL: 

Published: 1999-12-11   Modified: 2016-04-21  

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