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1998 Fiscal Year Annual Research Report

Anthracycline系抗癌剤とフリーラジカルの相互作用と細胞周期制御機構

Research Project

Project/Area Number 10770599
Research InstitutionFukuoka Dental College

Principal Investigator

犬塚 貞明  福岡歯科大学, 歯学部, 助手 (40258596)

Research Abstract

【目的】
本研究ではAnthracycline系薬剤の抗癌作用におけるフリーラジカルの関与ならびに細胞周期調節因子への直接作用をin vitroおよびin vivoで明らかにしたい。
【方法・結果】
(1)同調培養;対数増殖期にあるヒト大腸癌培養細胞(HT29,HCT116,DLD-1)に対してM期同調を行う目的で,nocodazoleを各種濃度・時間作用させた。細胞周期は裸核処理を施した細胞にpropidium iodideを用いた染色を行い,FACScanにてDNAcontentsを測定した。nocodazole(0.4μg/ml)を16時間作用させ,薬剤を除去し培養を継続したところ,その後12時間にわたっていずれの細胞もG2M期に停止した。
(2)殺細胞効果;培養細胞にAdriamycin(ADM)をはじめとするAnthracycline系抗癌剤を作用させる。殺細胞効果は,MTT法を用いて測定する。それぞれの殺細胞効果曲線からIC50値を比較してみたところHT29では0.287μM,HT116で0.218μM DLD-1は0.722μMであった。
【今後の方針】
M期に同調培養した各種細胞にADMを投与し,活性酸素阻害剤、ICRF化合物との併用を行った後、aphidicolin処理によって細胞周期をG_1/Sに停止させる。
この条件下にて抗腫瘍効果、DNA傷害の程度、細胞周期制御蛋白遺伝子の発現を検討する。

URL: 

Published: 1999-12-11   Modified: 2016-04-21  

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