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1998 Fiscal Year Annual Research Report

局所麻酔薬の痙攣発生機構の解析

Research Project

Project/Area Number 10770760
Research Institution宮崎医科大学

Principal Investigator

濱川 俊朗  宮崎医科大学, 医学部, 助手 (50253836)

Keywordsパッチクランプ / 電位依存性チャネル / リガンド依存性チャネル / 局所麻酔薬 / セルライン / 海馬神経細胞 / NG108-15細胞
Research Abstract

局所麻酔薬(以下LA)の副作用は少ないが時として痙攣をおこす。痙彎の発生を神経細胞の異常興奮とすると、各種イオンチャンネルの活動は促進されるはずである。しかし元来、LAは電位依存性チャネルに抑制効果をもつ薬物である。このため痙攣の発生機序は未だに詳しく解明されていない。痙攣の発生機序を明らかにするためには、中枢神経細胞の各種電位依存性イオンチャネルに対するLAの効果、さらにリガンド依存性チャネルに対する影響を明らかにする必要がある。また電位依存性チャネルとリガンド依存性チャネルのお互いの影響をみるために、同時に両者に対するLAの影響を調べる必要があるが、このモデルは確立されていない。
痙攣の発生機序を明らかにするために、LAの電位依存性チャネルとリガンド依存性チャネルを、同時に調査可能なモデルの確立が本年度の目的である。
方法と結果:NG108-15細胞において、神経系で認められる主な電位依存性チャネル(Na^+channel,delayed rectifier K^+channel,IAchannel,inward rectifier K^+channel,high-voltage activated Ca^<++>channel)をパッチクランプ法で確認した。このうち、痙攣の発生にもっとも関連のありそうなinward rectifier K channelについて現在調べている。またラットの海馬神経細胞は形態学的に2週間生存可能であることを確認しているが、パッチクランプ法で安定した記録を得るに至っていない。
今後の予定:昨年、グリア細胞でグルタミン酸トランスポータ電流が測定できると報告された。この報告を元に来年度は単一のダリア細胞においてこの電流の観察を試みる。このためグリア細胞cell lineのC6細胞にパッチクランプ法を用いて研究を行う予定である。

URL: 

Published: 1999-12-11   Modified: 2016-04-21  

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