1998 Fiscal Year Annual Research Report
単離傍気管神経節細胞におけるセカンド・メッセンジャーを介する細胞応答の解析
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10770776
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Research Institution | University of Occupational and Environmental Health, Japan |
Principal Investigator |
相原 啓二 産業医科大学, 医学部, 講師 (70258622)
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Keywords | 傍気管神経節 / パッチ・クランプ / 神経活性物質 |
Research Abstract |
1. 傍気管神経節細胞の単離 エーテル麻酔下に、1-2週齢のウイスターラットの胸部を開き、気管を摘出。その気管から傍気管神経節を切り離し、酵素処理を施行。それをピペッティングすることにより神経節細胞を単離した。 2. イオン電流の記録 conventional patch-clamlp methodおよびnystatin methodを用いてwhole-cell modeでイオン電流を記録した。 以上の実験系を用いて以下の項目について検討を行った。 (1) 膜電位依存性イオン電流についての検討 膜電位依存性イオン電流は,conventional patch-clop methodならびにnystatinmethodとも記録された。今回記録された膜電位依存性イオン電流の生理・薬理学的特性は以前報告されたものと同様であった。 (2) Dopamine,GABA,Noradrenaline,Somatostatin,Adenosineにより惹起されるイオン電流の有無についての検討。 Dopamine,GABA,Noradrenaline,Somatostatin,Adenosineにより惹起されるイオン電流はどちらの方法を用いても記録されなかった. 次年度は,膜電位依存性イオン電流に対して,Dopamine,GABA,Noradrenaline,Somatostatin,Adenosineがどのような影響を与えるかについて検討していく予定である.
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