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1998 Fiscal Year Annual Research Report

慢性疼痛患者の治療・評価における胃電図の応用

Research Project

Project/Area Number 10770777
Research InstitutionUniversity of Occupational and Environmental Health, Japan

Principal Investigator

松本 尚浩  産業医科大学, 医学部, 講師 (10239105)

Keywords胃電図 / 慢性疼痛 / 波形解析 / 神経ブロック / 近赤外線
Research Abstract

1. 設備:当初,採用予定であったSynectic社製デジトラッパーEGGではなく,ニプロ社製胃電図装置を購入して,研究を開始した.この機器に付随する胃電図波形解析ソフトの製作者と連携を取りながら,研究を進めている.平成10年末に新たな方法が開発されたので,11年度はこれを用いた研究も進める予定である.
胃電図波形の問題点について,第16回日本麻酔・集中治療テクノロジー学会で発表を行い,その論文が後日同学会雑誌に掲載される予定である.
2. 外来患者に対する胃電図の応用
a) 安静臥位での胃電図と,生活歴・痛みの関係:新たな所見として,抑うつ傾向が強い患者では,平均周波数が正常人より少ない傾向が認められた.この所見が有意かどうか,来年度も症例数を増やして,検討をする予定である.
b) 神経ブロック後の胃電図:硬膜外神経ブロック後の有意な変化を捉えることは困難であった.原因として,胃電図は体表面電極で得られる電位を記録しているので,神経ブロックで亢進したと思われる胃,小腸,結腸からの電位を合成した電位を判読する必要があることが挙げられる.この点を考慮して,来年度予定している手術室患者での研究では,胃管に電極を付けたものを作成し,体表面からの胃電図と同時の記録を行い,胃電図波形の意味付けで一歩進めた研究を行う予定である.
c) 近赤外線照射後の胃電図:近赤外線照射後の胃電図を測定したが有意な変化は不明であった.来年度は心電図と同時記録を行い,心電図周波数解析と胃電図周波数解析を併用して,交感神経活動との関連を研究する予定である.

URL: 

Published: 1999-12-11   Modified: 2016-04-21  

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