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1998 Fiscal Year Annual Research Report

泌尿器疾患に対する鍼治療効果の検討-尿流動態を指標として-

Research Project

Project/Area Number 10770783
Research InstitutionUniversity of Tsukuba

Principal Investigator

濱田 淳  筑波大学, 心身障害学系, 講師 (80261767)

Keywords泌尿器疾患 / 慢性前立腺炎 / 排尿状態 / ウロフロメータ / 鍼
Research Abstract

現在までの進行状況は、データ収集まで至っていないのが現状である。臨床研究であるため、被検者の確保、環境整備に時間がかかった。以下、要素別に報告する。
1. 主要機器に関して
今回の研究の主要データとなるウロフロメータは、非侵襲的検査を行える点で有用であるが、排尿状態は心理状況に大きく影響を受けるという問題点がある。このため、通常の排尿状態を再現できる環境を構築しなければならない。当施設の実験室には排尿しうる環境ではなく、費用の一部でこれを実現した。
2. 関連機器について
被検者の現代医学的データについては、主治医の勤務する病院でカルテを閲覧して収集する方法を採っている。費用の一部でデータ転送の便宜を図った。
3. データの収集について
(1)被検者の準備について
泌尿器科を受診せず、泌尿器科疾患を主訴として当施設外来を訪れる患者は、かなり少ないのが現状である。このため、予定の症例数を集めるのには協力してくれる医療機関との調整が必要であり、治験契約を結んだ上でないと実行できない。本研究の被検者の中心である慢性前立腺炎(プロスタトディニアを含む)は、泌尿器科的治療では難治な症例を対象としており、ある程度の経過観察の時間が必要となる。現在、医療機関の協力を要請し、確保進行中の段階である。
(2)データ収集法について
本研究の被検者の中心である慢性前立腺炎は、客観的データが乏しく、泌尿器科的にも問題になっている疾患である。そのため、治療効果判定は間診による主観的データが主要なものになる。そこで、かなり詳細で特殊な問診事項を設定しなければならない。現在、使用に耐えるものができあがっている。
(3)絶縁鍼について
研究計画の段階で使用予定にしていた鍼が製造中止となり、特に長さの長いものが入手不能になった。現在、刺入痛の少ない絶縁鍼を作成試用中であり、使用のめどがたった。

URL: 

Published: 1999-12-11   Modified: 2016-04-21  

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