1998 Fiscal Year Annual Research Report
ヒト受精.産床における細胞外マトリックスの分子生物学的意義
Project/Area Number |
10770847
|
Research Institution | Wakayama Medical University |
Principal Investigator |
岩橋 正明 和歌山県立医科大学, 医学部(産婦人科部), 助手 (90203398)
|
Keywords | 子宮内膜 / 脱落膜 / 細胞外マトリックス / コラーゲン / ラミニン |
Research Abstract |
正常妊娠および自然流産症例の脱落膜組織よりコラーゲンを抽出し,電気泳動後、コラーゲンの組成変化について検討した。各コラーゲンのα chainを分離しdensitometerにて測定する.α1(III)/α1(I),α1(V)/α1(I)の比率を計算すると有意に自然流産症例の脱落膜ではα1(V)/α1(I)の減少を認め、妊娠の継続および維持にタイプVコラーゲンが重要な役割を呈することが示唆された。この結果については後に記載するJournal of Clinical Pathologyに発表した。 また現在、タイブXV,XVI,XVIIIコラーゲンのモノクローナル抗体を作成中であり、これら特殊なマイナーコラーゲンの発現について子宮および卵巣について検討する予定である。
|
Research Products
(1 results)