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1998 Fiscal Year Annual Research Report

頭頚部腫瘍におけるポジトロンCTを用いた腫瘍糖代謝と抗癌剤感受性に関する臨床研究

Research Project

Project/Area Number 10770900
Research InstitutionOsaka City University

Principal Investigator

阪本 浩一  大阪市立大学, 医学部, 助手 (10291593)

KeywordsFDG-PET / 頭頸部腫瘍 / 化学療法 / 画像診断 / 感受性試験
Research Abstract

本研究の特徴としてFDG-PETを用いていて頭頚部腫瘍の腫瘍糖代謝を評価していること。当科において過去3年間に行ったFDG-PET検査によりFDGの代謝量が放射線化学療法の治療効果とある程度相関関係があることが経験されており、抗癌剤感受性とも相関する可能性が示唆された。このため、本年度、FDG-PETを用いた頭頸部扁平上皮癌の治療効果判定を行った。10症例を用いて腫瘍の糖代謝を測定し、コンピューターを用いてデータベース化して結果を解析した。その結果、カルボプラチン(CBDCA)併用放射線療法の効果と治療効果との間に有意な関係は認められなかった。癌腫の部位が一様でないため、部位を統一して症例を蓄積する必要があると考えられた。
従来の抗癌剤感受性試験より臨床的に優れているとされるCD-DST法とFDG-PETとの比較を計画した。CD-DST法とは、コラーゲン・ゲル・ドロップ培養法を基礎とする新しい抗癌剤感受性試験で微量細胞数で抗癌剤感受性試験が可能、定量時に画像解析法を用いているので、培養系に混入した線維芽細胞の影響をほとんど無視でき、腫瘍細胞の定量がより正確におこなえることを特徴としている。これを用いて腫瘍細胞の初代培養を行い、細胞増殖率の測定、抗癌剤感受性試験等を行う予定であった。この前提として、3症例について初代試験培養を試みたが、充分な感受性評価には至っていない。さらに腫瘍細胞のKi-67陽性細胞を染色し増殖率の算定を行う予定である。次年度は、感受性試験法の見直を含めて研究を完成する予定である。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] Sakamoto H,et al.: "Monitoring of response to radiotherapy with fluorine-18 deoxyglucose PET of head and neck squamous cell carcinomas." Acta Otolaryngol(Stockh). Suppl 538. 254-260 (1998)

URL: 

Published: 1999-12-11   Modified: 2016-04-21  

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