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1998 Fiscal Year Annual Research Report

眼瞼異常により引き起こされる骨格異常に関する研究

Research Project

Project/Area Number 10770973
Research InstitutionShinshu University

Principal Investigator

久島 英雄  信州大学, 医学部附属病院・形成外科, 助手 (10293507)

Keywords眼瞼異常 / 眼瞼下垂 / 頭位 / 下顎前突 / 下顎偏位
Research Abstract

先天性眼瞼下垂、眼瞼贅皮により眼瞼の挙上が困難な場合、通常下顎を挙上して視野を得ようとする代償が働く。下顎挙上が幼小児期より存在する場合、顎舌骨筋、頤舌筋、顎二腹筋の張力を高め、下顎の成長にある程度の影響を与えると考えられる。
年齢12才から25才までの若年者40人を対象にセファロ分析を行い、 SNB,Go-Ar,Go-Me,midlineの偏位を測定した。また、同時に撮影したスライド写真から、眼瞼形態、頭位を判定し、統計処理を行った。
【結果】眼瞼贅皮を有するグループの方が眼瞼贅皮のないグループよりSNBが小さい傾向が認められたが、有意差は得られない。また、Go-Ar,Go-Meに有意差は認められない。しかし、頭位の左右への偏位と、下顎midlineの偏位には明らかな相関関係が認められる。
下顎挙上による顎舌骨筋、願舌筋、顎二腹筋の張力は、体位によっても緩和され得るものであり、実際の下顎への影響はわずかなものと考えられる。
一方、表面筋電図による頭蓋表筋の緊張を計測すると、多くの場合眼瞼下垂側に筋緊張が高い。しかし、眼瞼下垂側と頭位の傾き方向は必ずしも一致しない。これは、下垂が生じている眼が優位眼であるか否かにより、また、下垂が生じたことにより眼球が上転しているか否かにより、頭位は一定していない為である。今後、これらのデータを加味して再度検索し、眼瞼形態あるいは眼瞼下垂と下顎偏位との関連性を明らかにする。

URL: 

Published: 1999-12-11   Modified: 2016-04-21  

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