• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

1999 Fiscal Year Annual Research Report

ヒト唾液腺由来癌細胞株の分化誘導過程におけるコネクシン蛋白の局在について

Research Project

Project/Area Number 10770993
Research InstitutionHealth Sciences University of Hokkaido

Principal Investigator

大内 知之  北海道医療大学, 歯学部, 助手 (20194079)

Keywords唾液腺由来癌細胞 / 細胞分化 / 培養 / ギャップ結合 / コネクシン蛋白 / 細胞間コミュニケーション
Research Abstract

まずはじめに、ヒト唾液腺由来細胞株であるHSGおよび、その派生細胞であるHSG-AZA1,HSG-AZA3を用い、それらの細胞を各種分化誘導剤を用いて分化させ、それぞれの細胞への分化を確認した。次いで、コネクシン(Cx)26、32、43について、その局在様式を免疫細胞化学的に検討した。HSGから、レチノイン酸により誘導された角化扁平上皮細胞(68Kサイトケラチン、インボルクリンにより誘導確認)では、Cx26の発現が確認された。さらに同細胞を低カルシウム条件下で培養したものでは、Cx43の発現が確認された。HSGからエトポシドにより誘導された平滑筋様細胞(平滑筋アクチンとデスミンの発現により誘導確認)と、HSG-AZA3から22-オキサ-1a,25ヒドロキシビタミンD3により誘導された骨芽細胞様細胞(アルカリフォスファターゼの発現上昇などにより誘導確認)では、Cx43の発現が認められた。また、筋上皮細胞の細砲株となっているHSG-AZA1および腺房細胞の細胞株となっているHSG-AZA3においては、いずれもCx43とCx32の発現が認められた。
続いて行なったWestern blot法によるCx発現の定量的検索では、発現確認はされたが、定量的には特徴的な結果は得られていない。条件調節を行なって再検討を行なうと共に、in situ hybridization法(ディゴキシゲニン標識RNAプローブ使用)によるmRNA発現の確認中である。

URL: 

Published: 2001-10-23   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi