1998 Fiscal Year Annual Research Report
神経伝達物質の歯周炎病巣成立への関与(とくにリンパ球と歯肉線維芽細胞との接着)
Project/Area Number |
10771227
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Research Institution | Nihon University |
Principal Investigator |
佐藤 秀一 日本大学, 歯学部, 助手 (50225942)
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Keywords | サブスタンスP / Vasoactive Intestinal Peptide / ソマトスタチン / CGRP / リンパ球 / 歯肉線維芽細胞 / 細胞接着 |
Research Abstract |
今回,各種神経伝達物質サブスタンスP,VIP,SOM,CGRPがリンパ球に対しヒト由来歯肉線維芽細胞への接着に与える影響についてJoncs,Deguchiらの方法に準じ,蛍光二重染色法を用いて検討した。 その結果,サブスタンスP(10^<-12>〜10^<-7>M),VIP(10^<-12>〜10^<-8>M),SOM(10^<-12>〜10^<-8>M),CGRP(10^<-12>〜10^<-8>M)を各種濃度で添加したところ歯肉線維芽細胞との接着が増加した。 また,そのメカニズムを検討するため抗CD11a,抗VLA-4,抗VLA-5抗体を添加したところ,接着細胞数が減少した。以上のことから,局所に浸潤したリンパ球と神経伝達物質を介した反応が歯周炎の病巣の形成に関与していることが示唆された。来年度はさらにELISA法を用いて検討していく所存である。
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