1999 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
10771316
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
細谷 健一 東北大学, 大学院・薬学研究科, 助手 (70301033)
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Keywords | 血液網膜関門 / 眼 / 条件的不死化細胞株 / P-糖蛋白質 / 乳酸輸送 / モノカルボン酸輸送 / MCT1 / MCT2 |
Research Abstract |
温度感受性SV40T抗原遺伝子導入トランスジェニックラットから樹立した条件的不死化網膜毛細血管内皮細胞(TR-iBRB)はRT-PCR法により血管内皮細胞のマーカーであるvon Willebrand factor mRNAの発現が示された。さらに、acetylated LDLの取り込みによりscavenger receptorの発現が示唆された。Western blot法によりP-糖蛋白質が発現していること、及びRT-PCR法によりそのmRANであるmdr1a,mdr1b,mdr2が発現していることが示された。TR-iBRBにおける[^<14>C]L-lactateの取り込みはpH 依存性、温度依存性、及び濃度依存性(Km=1.7mM)を示した。この取り込みは、エネルギー代謝阻害剤であるsodium azide、2,4-dinitrophenolにより有意に阻害された。さらにH^+/モノカルボン酸共輸送系を阻害するα-cyano-4-hydroxycinnamic acid及びプロトノフォアであるFCCPにより有意に阻害された。一方、DIDS、NA^+非存在下では阻害されなかった。種々の芳香族及び脂肪族のモノカルボン酸において[^<14>C]L-lactateの取り込みは阻害されたことにより、H^+濃度勾配を駆動力とするモノカルボン酸輸送系が機能していることが示唆され、RT-PCR法によりmonocarboxylate transporter1(MCT1)及びMCT2の発現が示された。さらに、NHE1mRNAの発現が示され、amilorideにより[^<14>C]L-lactateの取り込みは阻害された。以上の結果から、TR-iBRB2はH^+/L-lactate共輸送系が機能していることが明らかとなり、NHEがプロトン濃度勾配を形成していることが示唆された。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] T.Terasaki: "The blood-brain barrier efflux transporters as a detoxifying system for the brain"Adv.Drug Deliv.Rev.. 36. 195-209 (1999)
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[Publications] K.Hosoya: "Nucleotide stimulation of Cl secretion in the pigmented rabbit conjunctiva"J.Pharmacol.Exp.Ther.. 291. 53-59 (1999)