1998 Fiscal Year Annual Research Report
Participatory Researchによる看護者の実施する禁煙支援の評価
Project/Area Number |
10771353
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
岡田 加奈子 千葉大学, 教育学部, 助教授 (10224007)
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Keywords | 禁煙支援 / 看護者 / Participatory Research / 参加型 |
Research Abstract |
1. K総合病院健康フェア訪れた120名を対象とした質問紙調査によって以下の点が明らかになった。 質問紙調査の対象者の年齢は10歳代から80歳代と広範囲にわたり、半数近くの者が現病歴を持っていた。現喫煙者率は16.7%、過去喫煙者率は18.3%であった。禁煙支援希望の有無では、約半数の者が医師または看護婦による禁煙支援を希望していた。 2. K総合病院外来に訪れた喫煙者のうち、禁煙支援を希望する者および必要な者を対象に行なった調査及び禁煙支援の結果以下のことが明らかになった。 (1) 1998年1月〜1999年2月までの1年2ヶ月の間に禁煙支援外来を受診した者は、男性93名、女性22名、計115名であった。年齢は10歳代から80歳代と広範囲にわたり中でも、50歳代が最も多かった。禁煙に最も影響を与えると考えられている禁煙関心度は、65名という半数以上の者が第1回目の支援時に準備期であり、実行期の者も14名も存在した。残りは関心期で無関心期の者はいなかった。 (2) 禁煙支援の間、呼気中一酸化炭素濃度が8ppmになり、禁煙したと認められた者は37名と32.2%であった。 3. 平成11年度はParticipatory Researchの手法を用いるため、患者からは希望者を募り、随時ミーティングを開いて進めていく。
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