1998 Fiscal Year Annual Research Report
生活習慣病(高脂血症)予防のための30歳代女性のライフスタイルに関する研究
Project/Area Number |
10771365
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Research Institution | Sapporo Medical University |
Principal Investigator |
和泉 比佐子 札幌医科大学, 保健医療学部, 助手 (60295368)
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Keywords | 高脂血症予防 / ライフスタイル / 30歳代女性 / プリシード・プロシードモデル |
Research Abstract |
1. 研究目的 本研究では、30歳代女性を対象に高脂血圧症に影響を及ぼすと考えられているライフスタイルの実体を調査し、ライフスタイルと血縁像の関連を明らかにすることを目的とする。 2. 研究実施状況 (1) 調査表の作成 プリシード/プロシードモデルではライフスタイルや行動に影響を及ぼす因子として準備因子・強化因子があがられており、本研究では準備因子として高脂血症に対する知識・主観的健康感・健康に関する価値観等について、強化因子として家族歴・健康に関しての相談相手の有無についての項目、ライフスタイルとして(1)食習慣では食物摂取頻度・食行動に関すること、(2)運動習慣では、運動歴・運動頻度・運動強度等、(3)飲酒について飲酒量・飲酒頻度、(4)喫煙について喫煙量・喫煙年数、(5)睡眠時間等についての調査表を作成した。 (2) 血液検査の実施 札幌市内では3歳児健康審査に来所した母親に調査の協力依頼を実施し、協力の得られた35名に別途日時と会場を設定し、血清総コレステロール値、HDL-コレステロール値・トリグリセライド値について血液検査を実施した。別海町では骨粗しょう症会場で調査の協力依頼をし、協力の得られた84名に血液検査を実施した。血液検査の結果は個人当てに返送した。 (3) 調査表の配布 血液検査実施者を対象にアンケート調査を依頼した。この結果、別海町住人では67名、札幌市住民24名、合計91名の協力が得られた。質問紙調査の回収数は86名であった。そのうち有効回答の得られた63名(有効回答率73.3%)についてのデータ入力を行った。 平成11年度は血液検査のデータ及び質問紙調査の集計分析を行う予定である。
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