1998 Fiscal Year Annual Research Report
異なる強さの荷重負荷に対する骨の組織形態計測学的・生体力学的応答
Project/Area Number |
10780037
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Research Institution | Osaka Institute of Technology |
Principal Investigator |
木内 敦詞 大阪工業大学, 工学部, 講師 (40241161)
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Keywords | 骨組織形態計測 / 骨強度 / 力学的負荷 / レジスタンストレーニング / ラット |
Research Abstract |
運動に対する骨の応答およびその機序を明らかにすることを目的に,今年度は実験動物のトレーニングモデル作成を試みた.実験にはWistar系雄ラットを用い,10週齢から8週間のスクワット・トレーニングを負荷した.250gから開始した負荷重量を1週ごとに250gずつ漸増し,トレーニング最終週(8週目)では2000gとした.なお,全トレーニング期間を通じて1日のトレーニングは10回×3セット,3日/週とした. トレーニング(T)群の体重はコントロール(C)群のそれよりも低い傾向を示した.大腿骨,脛骨,上腕骨の骨長においても,T群がC群よりも短い傾向を示した.その他のパラメータ(大腿骨の3点曲げ試験および腰椎の圧縮試験から求められる骨の力学的特性,骨の組織形態計測による骨の量・微細構造・代謝動態)については,現在,分析を進めている.その結果をもとに,来年度は,異なる負荷強度に対する骨の応答およびその機序について検討する予定である.
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