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1998 Fiscal Year Annual Research Report

英語と日本語における読解ストラテジー : 異なった能力背景を持つ4つの学習者群の比較

Research Project

Project/Area Number 10780126
Research InstitutionNagoya University

Principal Investigator

山下 淳子  名古屋大学, 言語文化部, 助教授 (00220335)

Keywordsリーディングストラテジー / シンクアラウド / L1とL2の読解 / 読解力の転移
Research Abstract

まず、大学生に次のテストを実施した。
(1)TOEFL (2)日本語の多肢選択式長文読解テスト
(3)日本語と英語の変形クローズテスト (4)Nation's Vocabulary Level's Test
(自作のテストの(2)と(3)については、事前にパイロットテストをして信頼性を確保している)。そのスコアに基づき、以下の読解力の背景を持つ4群の学習者を選び出した。(選別に使ったのは(1)の読解セクションと(2)(3)のスコアである。他のテストは学生の英語力を知るために実施された。)
(A)日本語の読解力も英語の読解力も高い (B)日本語の読解力は高いが英語の読解力は低い
(C)日本語の読解力は低いが英語の読解力は高い (D)日本語の読解力も英語の読解力も低い
ここで、「高い」「低い」は標準得点に基づき+1以上-1以下とする。ただし、個人内で日本語と英語の読解力の差に標準得点2以上の開きがある場合はそれも含める。この基準に該当し、調査に協力してくれた学生17名に、上記テストの中から多肢選択式読解テストと、変形クローズテストを、日英語それぞれの言語で各一題(つまり計4つのテスト)を、シンクアラウドしながら再びといてもらった。その中から各群につき3人の学生のプロトコルを選び、分析した。読解ストラテジーとテストストラテジーをあわせ、計35のストラテジーを同定した。その35を機能別にまとめて、6つ(あるいは異なった観点から8つ)のストラテジーとし、そのストラテジーの使用の違いをグループ間で比較している。現在この分析が進行中である。来年度は、この分析を完了し、学会発表、論文などの形で発表したいと思っている。

URL: 

Published: 1999-12-11   Modified: 2016-04-21  

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