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1998 Fiscal Year Annual Research Report

メタロチオネイン欠損マウスにおける内分泌攪乱物質による免疫系への影響

Research Project

Project/Area Number 10780333
Research InstitutionYokohama City University

Principal Investigator

鹿島 勇治  横浜市立大学, 医学部・衛生学講座, 助手 (50233705)

Keywordsメタロチオネイン / 欠損マウス / 内分泌攪乱物質 / 免疫 / 新生仔期
Research Abstract

1. マイトゲン刺激によるリンパ球幼若化反応試験
21日令(離乳直前)マウスの脾臓細胞(5×10^5cells)をConA及びLPSにより72時間刺激した結果、雄マウスではConA刺激により野生型マウス(129/Sv)に比べメタロチオネイン欠損マウス(MTKO)でT細胞の幼若化反応が低かった。雌では差はなかった。また、LPS刺激に対するB細胞の反応には雌雄共に差はなかった。このConA刺激による結果はこれまでに報告されている成熟個体の結果と一致した。
2. 脾臓および胸腺浮遊細胞のFACScan解析
フローサイトメトリーにより21日令の脾臓リンパ球分画を解析した結果、雄でCD8^+T細胞及びCD4^+T細胞の割合が129/Svに比べMTKOで低かった。この差は雌ではなかった。また、B細胞割合が129/Svに比べMTKOで高かった。胸腺リンパ球分画については雌雄共に129/SvとMTKOに差はなかった。これらの結果より、1.のConA刺激による129/SvとMTKOとの差は、T細胞割合の差に起因する可能性が示唆された。
3. MTKOにおける脂質代謝に関する検討
MTKOは2系統あり、Michalska and Choo(1994)及びMasters et al.(1994)により夫々作成された。前者のMTKOは肥満傾向を示すことが報告されている。肥満は免疫系や脂溶性の内分泌攪乱物質の体内動態に影響を及ぼす可能性が考えられたため、本実験で使用したMasters et al.(1994)のMTKOの脂質代謝について検討した。その結果、雌雄共に3週令から15週令までMTKOと129/Svの体重に差はなく、また、8週令及び15週令の白色脂肪重量、肝臓脂質濃度にも差はなかった。さらに、8週令の血清中トリグリセライド、総コレステロール、リン脂質、遊離脂肪酸濃度にも差はなかった。

  • Research Products

    (3 results)

All Other

All Publications (3 results)

  • [Publications] 鹿島勇治,他: "メタロチオネイン欠損マウスの胎仔・新生仔の肝臓中微量元素濃度" 日本衛生学雑誌. 54(1). 377-377 (1998)

  • [Publications] 鹿島勇治,他: "メタロチオネイン欠損マウスの胎仔・新生仔期の腎臓中亜鉛及び銅濃度" 日本衛生学雑誌. 55(1). 142-142 (1999)

  • [Publications] 山内和紀,鹿島勇治,他: "メタロチオネイン欠損マウスの脂質代謝に関する検討" 日本衛生学雑誌. 55(1). 104-104 (1999)

URL: 

Published: 1999-12-11   Modified: 2016-04-21  

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