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1998 Fiscal Year Annual Research Report

プロテオグリカン、PG-Mが示す抗-細胞接着活性のシグナル伝達機構

Research Project

Project/Area Number 10780372
Research InstitutionAichi Medical University

Principal Investigator

高木 秀和  愛知医科大学, 分子医科学研究所, 助手 (90288522)

Keywords抗-細胞接着 / PG-M / バ-シカン / コンドロイチン硫酸 / アネキシンVI / アネキシンIV
Research Abstract

これまで、in vitroの系でコンドロイチン硫酸鎖に結合するタンパク質として同定されたアネキシンVIが細胞レベルにおいてコンドロイチン硫酸鎖の結合分子として機能するかどうかを検討するためアネキシンVIを欠損してる細胞A431細胞にヒトアネキシンVI遺伝子を導入し、得られたクローンについて解析を行った。アネキシンVIを強制発現させたクローンはその発現量に比例してコンドロイチン硫酸鎖に結合できるようになった。さらにアネキシンVIをN末側、C末側のドメインに分けたdeletion mutantを作製し、細胞に導入して得られたクローンではコンドロイチン硫酸鎖に対する結合がほとんど見られなかったことから細胞がコンドロイチン硫酸鎖に結合するためにはアネキシンVIの全体を発現しなければならないこともわかった。また、通常アネキシンファミリーに属する分子は細胞内タンパク質として知られているが、細胞膜表面に存在するとの報告もある。そこで細胞表面にアネキシンVIが存在するかどうかをFACSを用い調べた。元々アネキシンVIを発現してる細胞IMR90を用い、調べたところ、細胞膜表面上にアネキシンVIが存在することが確認された。また、このことはA431細胞にアネキシンVIを強制発現させたクローンでも確認できた。今後の計画としてはアネキシンVIがコンドロイチン硫酸鎖を認識し結合した後、どのような機構により細胞接着を抑制するのかということに関してBead法を用い、そこに集積する分子を検討する。さらに、コンドロイチン硫酸鎖に結合する分子と報告のあるアネキシンIVについても細胞レベルでその発現量を変化させ、細胞レベルにおいてコンドロイチン硫酸鎖に対する結合分子として機能するかどうかについて検討する。

URL: 

Published: 1999-12-11   Modified: 2016-04-21  

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