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1998 Fiscal Year Annual Research Report

細胞接着分子プロトカドヘリンの生理機能の解析

Research Project

Project/Area Number 10780468
Research InstitutionInstitute for Developmental Research, Aichi Human Service Center

Principal Investigator

平野 伸二  愛知県心身障害者コロニー発達障害研究所, 発生学部, 研究員 (80222248)

Keywordsプロトカドヘリン / カドヘリン / 細胞接着 / シナプス / 神経回路 / 臭覚系
Research Abstract

プロトカドヘリンは、カドヘリンスーパーファミリーに属する細胞間接着分子であり、特に中枢神経系で特異的に発現しているものが多い。我々は、これまでに、OL-プロトカドヘリンと命名した新規のプロトカドヘリンを同定し、その基本的性質を明らかにした。発現を解析したところ、OL-プロトカドヘリンは神経回路形成に密接に関与していることが示唆された。
本年度は、はじめにOL-プロトカドヘリンの解析を引き続き行った。その結果、胎仔型と成体型の2つのフォームがあることが明らかになり、その領域のアミノ酸配列を決定した。そして、その部分に対する特異的なモノクローナル抗体を作製した。この2つのフォームの違いは生体内での機能の違いを反映していると考えられる。
つぎに、ターゲッティングを行うためにOL-プロトカドヘリンのゲノムDNAの単離を試みた。3つのクローンのうち一つには5'に近い領域を含んでおり、これは約2.4kbと6kbの2つに分かれた。2.4kbの断片には開始コドンは含まれいた。この断片をターゲッティングベクター作製につかえるが、組換効率を考えると6kbの断片を含めた長いゲノム断片の調整が必要となる。これについては現在クローンの解析中である。
また、逆のアプローチとして、OL-プロトカドヘリンを全細胞で発現するトランスジェニマウスの作製を計画している。そのための細胞で発現させたpRCベクターを調製し、インジェクションの準備をしている

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] Hirano,S.,Yan,Q.,and Suzuki,S.T.: "Expression of a Novel Protocadherin,OL-Protocadherin,in a Subset of Functional Systems of the Developing Mouse Brain." J.Neurosci.19. 995-1005 (1999)

URL: 

Published: 1999-12-11   Modified: 2016-04-21  

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