1999 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
10835008
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Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
清水 義雄 信州大学, 繊維学部, 教授 (20150675)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高寺 政行 信州大学, 繊維学部, 助教授 (10163221)
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Keywords | 感性工学 / 対話型設計 / アパレル設計 / 衣服デザイン / 人体モデル / シミュレーション |
Research Abstract |
本研究の目的はユーザの感性製品に対する欲求を反映する対話型製品設計システムの開発にある。感性製品としてアパレル製品を取り上げ、設計に必要な人体モデルの構築、対話型設計環境の構築、試着シミュレーションシステムの構築を行った。 (1)人体基礎モデルのひとつとして人体3次元スキャンデータを用いた人体特徴を保持したデータのリダクションシステムを開発した。 (2)対話型設計におけるユーザインタフェースを改良し、各種パンツ、ドレス、スカートおよびジャケットの対話型3次元設計が容易にできるようになった。 (3)人体モデルと衣服設計情報を組み合わせた動的な着装シミュレーションシステムを開発した。幾何学的モデリングによりリアルタイムでの動的シミュレーションが可能となった。 (4)設計完成段階でのよりリアルな着衣シミュレーションのために布の力学量を考慮したパーティクルシステムによるシミュレーションを開発した。初期形状に幾何学的モデリングを組み込みシミュレーションの高速化を図った。 今後は多彩な衣服のパーツ情報を組み込むとともにデータベースを充実し、より多様な感性欲求に答えられるシステムとして発展させたい。
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[Publications] X. Dai, S. Mitsui, K. Nomura, T. Fukukawa, M. Takatera, Y. Shimizu: "An Advanced Computer Aided Apparel Design System"KANSAI Engineering International. Vol.1, No.1. 41-48 (1999)
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[Publications] 三ツ井茂,村上茂雄,戴暁群,古川貴雄,高寺政行,清水義雄: "衣服形状生成のための幾何学な拘束条件に基づくパーティクル配置法"電子情報通信学会技術報告. 99・385. 21-26 (1999)
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[Publications] 中山夕輝,戴暁群,古川貴雄,高寺政行,清水義雄,佐渡山亜兵: "HQL3-D人体形状データを用いた幾何モデリング-欠損データの補正とポリゴン数削減-"電子情報通信学会技術報告. 99・385. 27-32 (1999)