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1998 Fiscal Year Annual Research Report

レニン-アンジオテンシン系を介した腎性高血圧と腎機能障害との関連

Research Project

Project/Area Number 10839018
Research InstitutionAzabu University

Principal Investigator

渡辺 俊文  麻布大学, 獣医学部, 助教授 (10191777)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 若尾 義人  麻布大学, 獣医学部, 教授 (20063969)
Keywords高血圧 / 腎性高血圧 / レニン-アンジオテンシン / 慢性腎不全 / テレメトリー / ACE阻害薬
Research Abstract

平成10年度における本研究においては、犬および猫の実験的慢性腎不全モデルを用いて、腎機能の悪化と血圧変動について検討を行い、また血圧変動時におけるレニン-アンジオテンシン-アルドステロン系の関与についても検討を行った。
腎動脈を段階的に遮断することによって慢性的な腎不全モデルを作成することが出来、慢性腎不全モデルの作成法を確立することが出来た。
この慢性腎不全モデルを用いることによって、本年度の研究においては犬や猫においても腎機能が徐々に悪化するとともに明らかに血圧が上昇することが観察され、犬、猫においても腎機能悪化に伴う腎性高血圧が発現することが予想された。また腎機能の悪化に伴う血圧の変化に関してはテレメトリーシステムによりその詳細な変動を把握することが出来た。
また慢性腎不全モデルの作成前後においてレニン活性、アンジオテンシンI・II、アルドステロン値を測定、検討した結果、腎機能悪化に伴い明らかにレニン-アンジオテンシン-アルドステロン系が亢進していることが観察され、さらにこの亢進と平行して血圧が上昇していること判明した。
以上の結果から本年度においては慢性腎不全モデルの作成法、犬、猫における腎性高血圧の発現ならびにレニン-アンジオテンシン-アルドステロン系の関与について明らかにすることが出来た。

URL: 

Published: 1999-12-11   Modified: 2016-04-21  

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