1999 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
10875006
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
堀内 俊寿 京都大学, 大学院・工学研究科, 助手 (10238785)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
林 好一 京都大学, 大学院・工学研究科, 助手 (20283632)
松重 和美 京都大学, 大学院・工学研究科, 教授 (80091362)
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Keywords | 全反射X線 / X線屈折波 / X線表面伝搬波 / X線表面散乱 / X線異常分散 / 米田効果 / X線非対称散乱 / X線表面波 |
Research Abstract |
白色X線を微少角で滑らかな物質表面に入射すると、臨界エネルギーを持つ表面近傍を伝搬(表面散乱波)の発見を基に、本研究期間(2年)で表面波の基礎研究と応用研究を実施し新しい知見、成果を得た。 1.白色X線をエネルギー分析(エネルギー分散法)し、表面波ピークから極表面の電子密度が求められることが明らかになった。 2.単色X線を用いる角度分散法でも臨界角で表面波が検出され、高精度で極表面の電子密度が求められることが明らかになった。 3.観測される表面波は屈折波と表面散乱波(米田ピーク)との間(遷移領域)に存在していることが確認され、非対称散乱と関係することが示唆された。 4.応用研究として銅蒸着膜の紫外線照射下、酸雰囲気下でのその場電子密度測定を行い、酸化雰囲気下でのシーリング効果を確認し、表面での化学反応、触媒反応過程の観測に有用であることが証明され、新しい極表面電子密度評価法としての発展が期待される。 5.化合物半導体(砒化ガリウム)ウエハの吸収端を横切るX線分散表面波を測定することにより、原子散乱因子の異常分散項の直接測定の可能性が示唆され、学問上、応用上興味ある知見が得られた。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] K.Hayashi: "Refracted X-rays propagating near the surface under grazing incidence condition"SPETOCHIMICA ACTA. B54. 227-230 (1999)
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[Publications] T.Horiuchi: "Energy dispersve grazing incidence X-ray spectrometry"Rigaku Journal. 30(1). 11-17 (1999)
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[Publications] T.Horiuchi: "In-situ observation of oxidization process at the most upper surfaces by x-ray surface propargation waves"Proceeding in MRS(fall meeting). (in press). (2000)