1998 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
10876072
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Research Institution | Kochi University of Technology |
Principal Investigator |
向畑 恭男 高知工科大学, 工学部, 教授 (10028110)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
生田 享介 高知工科大学, 工学部, 助手 (30299367)
角 克宏 高知工科大学, 工学部, 助教授 (40206579)
榎本 恵一 高知工科大学, 工学部, 教授 (20128127)
福冨 〓 高知工科大学, 工学部, 教授 (40016407)
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Keywords | プラスチック様基材 / 単細胞藍藻 / 藻多糖類 / 生分解性プラスチック |
Research Abstract |
本研究は1,多糖類を大量に体表に分泌する藍藻をバイオマス生産し、2,表層多糖類を生体のまま相互作用を増大させると同時に脱水可能なように化学修飾/処理して、3,生分解性プラスチック様基材に加工・成型するという3つの工程から成り立っている。 今年度には1,実験室的に総量800リットル、200リットル/週の培養システムを構築し、大量の培養液がら効率良く藻を集める濾過集藻システムを製作して、原材料藻の定常的供給体制をつくった。2,藍藻(特許関連のため属種名は伏せる)以外でも、良材料となる単細胞藻数種を単離し、上記の供給体制に組み入れた.3,藻を化学修飾し、加熱、加圧処理(特許関連のため詳細は伏せる)をして褐色透明の生分解性プラスチック様基材(エコプラスチック)を試作した。4,生分解性プラスチック様基材としては、フィルム、フォーム、板の形状に作成しえた。5,基材の物性改良のために、化学修飾試薬の種類と量とをいろいろな組み合わせで変えて処理し、温度/圧力をいろいろに変えて加工した試作品について、それらの変量と、引っぱり強度(本研究費で購入した試験機を使用)、反復曲げ強度、含水量等との関係を把握することに努めた。 今後は試作品の改良と、原材料藻の廉価な大量/解放培養のための方策等について検討してゆきたい.
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