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2000 Fiscal Year Annual Research Report

怠学学生および頻回欠勤者における高照度光療法の効果についての研究

Research Project

Project/Area Number 10877149
Research InstitutionUniversity of Tsukuba

Principal Investigator

堀 正士  筑波大学, 臨床医学系, 講師 (10238777)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 山口 直美  筑波大学, 臨床医学系, 助手 (90210369)
Keywordsスチューデントアパシー / 頻回欠勤者 / 退却神経症 / 睡眠相後退症候群 / social rhythm metrics / ビタミンB12 / 光療法 / motivated sleep phase delay
Research Abstract

本年度は本研究の最終報告年に当たり、これまでの研究の締めくくりの段階となった。過去3年間に我々のもとを受診した睡眠相後退を示す症例23例について、睡眠相後退の亜型(DSPS,non-24,MSPD pattern)や合併する精神障害、生活規則性を反映するSRM(Social Rhythm Metrics)スコアなどを分析した。その結果以下のことが判明した。
1.これまで症例報告をしてきたように、症例によっては経過のうちにいくつかの亜型を示すものがあることから、この亜型が個別の疾患を表すというより、亜型はあくまで状態像(state)であると考えられた。
2.亜型の中でも、MSPD(Motivated Sleep Phase Delay)は気分変調性障害やスチューデントアパシー、退却神経症などの引きこもりを主体とする精神障害を合併する場合が多く、背景にパーソナリティの偏りがあると考えられた。
3.日常生活の規則性(SRM)の観点からは、DSPS、MSPD、non-24ともに報告されている同年代の一般人よりも不規則であり、特にnon-24の症例では際だって不規則な生活がうかがえた。これは、DSPSやnon-24の発症要因として、心理社会的な手がかり(zeitgeber)の不足が推察されていることを裏付ける結果と考えられた。
4.DSPSの症例では、最低体温時刻のズレの大きさとSRMスコアとの間に逆相関が認められ、日常生活の不規則さが目立つ症例ほど概日リズムの後退が大きくなる傾向が明らかとなった。
以上の結果を第38回全国大学保健管理研究集会にて発表し、論文とした。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 堀正士,山口直美 他: "引きこもり学生における生活規則性の分析"Campus Health. (印刷中). (2001)

URL: 

Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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