1999 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
10877190
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Research Institution | Mie University |
Principal Investigator |
登 勉 三重大学, 医学部, 教授 (60106995)
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Keywords | 染色体不安定性 / MAD2遺伝子 / MAD2蛋白発現 / 大腸癌 |
Research Abstract |
発癌に関与していると考えられるミスマッチ修復遺伝子(MMR)の異常は、大腸癌全体では約15%に見られるが、残り85%は染色体不安定性(chromosome instability,CIN)を示す。昨年度はHeLa細胞のMAD2遺伝子にサイレント突然変異を認めたが、サイレント突然変異でアミノ酸を変化させる変異では無かった。今年度はRT-PCR法を用いて10大腸癌細胞株を調べたが、全ての細胞株に異常を認めなかった。しかしながら、興味深いことに、MAD2蛋白質発現レベルをウエスターン・ブロット法で調べたところ、MAD2蛋白レベルの低い細胞株が存在した。また、MAD2 cDNAをプローブにして行ったゲノムライブラリー・スクリーニングにより、ゲノムMAD2遺伝子が5つのエクソンからなり、染色体4q27にマップされることや、染色体14q23にマップされる偽遺伝子が存在することがわかった。今後、蛋白発現の低下がプロモーター活性と関係するかどうかの検討を行い、更に、蛋白発現とCINの関連についても検討したい。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] Y.F.Wong,et al.: "Methylation of p16^<INK4A> in primary gynecologic malignancy"Cancer Letters. 136. 231-235 (1999)
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[Publications] Tendai J.M'soka,et al.: "Detection of Methylthioadenosine Phosphorylase (MTAP) and p16 Gene Deletion in T-cell Acute Lymphoblastic Leukemia by Real-Time Quantitative PCR Assay"Leukemia. (発表予定). (2000)