1998 Fiscal Year Annual Research Report
ウォータージェットを歯牙および歯科材料の研削・研磨に応用するための基礎的研究
Project/Area Number |
10877316
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
蟹江 隆人 鹿児島大学, 歯学部, 助手 (70152791)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
井上 勝一郎 鹿児島大学, 歯学部, 教授 (30047790)
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Keywords | water jet / 歯科用石こう / 水圧 / 研削 |
Research Abstract |
本年度は、水の噴き出しノズルに径0.08mmを持った、ウォータージェット装置を使用し、本装置の研削・研磨の基本的性能を明確にするために、水圧を300,600,1200,1800kg/cm^2、試料の移動速度をl.4,8.7,16.0,23.3cm/min、試料位置を5-15mmまで1mm間隔で変化させて、歯科用超硬質石こうの研削・研磨溝の深さと幅を測定した。その結果、水圧の変化に関係なく、平均溝幅は0.178mmとなり、ノズル径の約2倍の溝幅になることがわかった。また、試料位置8-15mmの間では研削・研磨溝の深さと幅に大きな差異は見られず、移動速度23.3cm/minでは、水圧300,600,1200,1800kg/cm^2で、研削・研磨溝の深さはそれぞれ、平均0.86,2.58,4.72,7.58mmとなった。また、移動速度と研削・研磨溝の深さの関係を求めると、移動速度の増加とともに研削・研磨溝の深さは直線的に増加した。さらに、水圧と研削・研磨溝の深さの関係を求めると、水圧の増加とともに研削・研磨溝の深さも直線的に増加し,両者の間に相関が見られることが明らかとなった。試料の移動速度を変化させた場合の研削・研磨溝の深さにおける変化率は、水圧が小さいほど小さく、,水圧を大きくすると、その変化率は直線的に増加した。このことから、水圧の大きい条件下では、研削・研磨の効率がよいことがわかる。
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