1999 Fiscal Year Annual Research Report
人口歯根適用のための骨生検による顎骨の骨質および構造の診断に関する研究
Project/Area Number |
10877330
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Research Institution | Showa University |
Principal Investigator |
大野 康亮 昭和大学, 歯学部, 助教授 (30112725)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
代田 達夫 昭和大学, 歯学部, 講師 (60235760)
松井 義郎 昭和大学, 歯学部, 講師 (10181687)
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Keywords | 骨生検 / 病理組織学的研究 / 人口歯根 / 骨移植 / 顎骨再建 / 口腔癌 / 唇顎口蓋裂 / 骨粗鬆症 |
Research Abstract |
1)骨移植による顎骨再建部の治癒経過の検討 悪性腫瘍などに対する外科的治療の結果生じた顎骨欠損部へ骨移植による顎骨再建手術を行った症例を研究対象とした。術後6か月から1年後にトレフィンバーを用いて骨生検を行い、EXAKT Cutting-Grinding System(現有)にて非脱灰研磨標本を作製し、検討した。その結果、遊離腸骨移植症例では移植後1年経過しても移植骨は新生骨より完全に置換されていないのに対して、PCBM移植症例では、移植骨は新生骨によって完全に置換され、周囲の骨組織とほぼ同様の所見であることが示された。 2)骨移植によるPCBM移植後の治癒経過に関する検討 唇顎口蓋裂患者で骨移植により顎裂閉鎖を行った症例を研究対象とした。これらの患者に対し、術後4か月から6か月後の骨生検を行い、病理組織学的に検討した。その結果、移植材の種類などにより治癒経過の違いがあることが明らかになった。
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