1998 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
10877341
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Research Institution | Meirin College |
Principal Investigator |
新井 俊二 明倫短期大学, 歯科衛生士学科, 教授 (20300098)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
川田 達 医療法人仁友会高齢者歯科保健介護研究所, 研究員
八木 恵美 明倫短期大学, 歯科衛生士学科, 助手 (50300108)
平澤 明美 明倫短期大学, 歯科衛生士学科, 助手 (40300107)
江川 広子 明倫短期大学, 歯科衛生士学科, 助手 (10310492)
本間 和代 明倫短期大学, 歯科衛生士学科, 講師 (90300102)
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Keywords | 歯科口腔介護システムの確立 / MDS-RAPsの手法の取り入れ / 歯科口腔介護チームによる実施 / 介護手法としての適否の検索 / 歯科口腔介護機器(回転介護椅子、ライトミラー)の試作とテスト |
Research Abstract |
1. 高齢者個々のニーズを評価し、高齢者に最もふさわしい歯科口腔介護を提供出来るシステムを確立するため、現在アメリカのナーシングホームで用いられているMDS-RAPsの手法を取り入れた歯科口腔介護システムを考案した。 このシステムは4つのサブシステムから成っている。 1) 歯科領域(口腔・顎頚・顔面領域)の形態と各種の機能を項目別にした歯科口腔介護課題分析票 2) 歯科口腔介護計画の策定と実行 3) 適切な介護の調整 4) 介護の度合いに応じた介護時間(費用) 2. 歯科口腔介護チームを編成し、このシステムによる歯科口腔介護を実施している。 その結果から、次のことが達成できるかを検索する。 1) 個別性を尊重した歯科口腔介護の確保 2) 歯科口腔介護の質の向上 3) 要介護者情報の整備 4) 医療、保健と福祉の連携 5) 要介護者の歯科口腔介護の充実 6) 歯科口腔介護のプロセスと成果に対する評価 7) 個々の特性に応じた介護時間(費用) 3. 歯科口腔介護システムとしての適否 1) 実施の結果から、MDS-RAPsの手法を取り入れた歯科口腔介護システムが、介護システムとして適当であるかどうかの基準を次の点に置き検討する。 (1) 適合性の観点 (2) 普遍性の観点 (3) 信頼性と妥当性の観点 (4) 簡明性と利便性の観点 4. 歯科口腔介護の質の向上に役立つ介護機器として、回転介護椅子、ライトミラーの開発のための試作品を作製し、テストを繰り返している。
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Research Products
(1 results)