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1998 Fiscal Year Annual Research Report

看護研究におけるコンピュータ支援による質的データ分析の可能性と限界

Research Project

Project/Area Number 10877405
Research InstitutionKitasato University

Principal Investigator

竹村 華織  北里大学, 看護学部, 助手 (80265727)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 遠藤 恵美子  北里大学, 看護学部, 教授 (50185154)
Keywords質的研究 / コンピュータ / 看護研究 / データ分析 / Ethnograph / NUDIST
Research Abstract

平成10年度の研究目的は、1.既存の質的データ解析ソフトウェア(以下、ソフト)の特徴と操作法を理解すること、2.上記ソフトに関する学習会、講習会受講の機会があれば参加することの2点であった。
1.1) 質的データ解析のソフトウエアは、Ethnograph(Qualis Research社)、NUDIST(Qualitative Solutionand Research社)の2種を入手した。Etnographは質的データ解析ソフトウエアの中でもcode-and-retrieveプログラムとして、またNUDISTは、code-based theory-buildersプログラムとして代表的なソフトである。それぞれのソフトは、質的データの解析手順において、コーディング・文脈(単語)や類似文脈(単語)の検索・メモ作成の機能をもっていた。また、NUDISTはそれに加え、コーディング後のデータリンク・樹状図作成の機能に優れたソフトであった。
2) 日本語データの英語版ソフト上での動作確認
Ethnograph.NUDISTともに1999年現在、英語版のみの開発であり、2バイト言語の日本語では作動しないため、1バイト言語環境にするために漢字・かな混じりの既存の質的データをローマ字のみで作成し直したものを使用し動作確認をした。日本語の英訳は,本来の文意を変える可能性が大きいため避けた。
結果、各ソフトの機能はそのまま使用可能であったが、テキスト表示がローマ字のため、操作者の文脈(単語)の理解速度の低下や視認性に欠け、英語環境下よりも操作時間を要する傾向があったが、今後、操作者の慣れにによって解決する問題と考えた。
2. 学習会および講習会へは、平成10年度は国内における開催がなく参加しなかった。それぞれのソフトウエアに関する情報は、インターネットを通じて各社のホームページより得た。

URL: 

Published: 1999-12-11   Modified: 2016-04-21  

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