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1998 Fiscal Year Annual Research Report

妊産褥婦と運転-影響を及ぼし合う因子-

Research Project

Project/Area Number 10877410
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

佐藤 喜根子  東北大学, 医療技術短期大学部, 助教授 (90261536)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 佐藤 祥子  東北大学, 医療技術短期大学部, 助手 (50271961)
堀川 悦夫  東北大学, 医療技術短期大学部, 助教授 (10155004)
高林 俊文  東北大学, 医療技術短期大学部, 教授 (30124598)
Keywords新婦・褥婦 / 運転 / シートベルト / 反応速度 / 記憶力 / 子宮筋の収縮 / 児心音 / 胎動
Research Abstract

初年度は以下の要領で進行した。(1)基礎資料の収集(運転状況、運転中の不安)(2)運転適性試験(反応速度)(3)妊婦褥婦の生理学的変化(記憶力)(4)運転中の妊婦褥婦の生理学的変化(母体の心搏数、血圧、子宮筋の収縮、児心音、胎動等の変動について)データ収集や実験を実施した。
その結果(1)妊婦と褥婦124名(初産70名・ 経産54名)にアンケート調査を実施し、免許取得率は113名(91%)で、妊娠中も運転継続者は84名(74%)であった。妊娠中に不安を感じながら運転は37名(45%)で、内容は「動きの鈍化」「バック時のお腹のつかえ」「児への圧迫」であったが、それでも後期まで運転しようと考えていた。用途は「買い物」「通勤」等生活の手段であった。またシートベルト装着率は46名(55%)であった。免許取得後の事故経験者は41名(35%)、妊娠中3名(7%)であった。妊娠中の自覚する心身の変化は「いらいら」「集中力の低下」「動きの鈍化」があげられた。(2)反応速度はリアクション8Gで測定した結果、妊娠後期より産褥期は若干反応時間能力の低下がみられた。(3)記憶力では3〜9桁数字の順番からと逆からの反復させる方法で、妊娠後期に低下するものの、産褥期は速やかに上昇する傾向がみられた。(4)運転中の生理学的変化では、運転開始直後に母体の血圧は収縮期・拡張期、脈拍はともに上昇したが、落ち着くまでには2〜17分と差が大きかった。

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Published: 1999-12-11   Modified: 2016-04-21  

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