1998 Fiscal Year Annual Research Report
高齢妊婦の出生前診断に対する受容と回避に関する研究
Project/Area Number |
10877413
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Research Institution | Kitasato University |
Principal Investigator |
黒田 緑 北里大学, 看護学部, 講師 (70234614)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
熊谷 幸江 北里大学, 看護学部, 助手 (10306649)
土屋 由美子 北里大学, 看護学部, 助手 (40306650)
前田 徹 北里大学, 看護学部, 教授 (80050475)
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Research Abstract |
研究テーマ:高齢妊婦の出生前診断に対する受容と回避に関する研究 研究動機:侵襲的非侵襲的出生前診断の実施の是非が様々な角度から議論されている。出生前診断前のインフォームドコンセントあるいは診断前後のカウンセリング等が充分行われていないにもかかわらず、当事者である女性に自己決定のみを課している。このような現状の中で当事者である女性たちの出生前診断に対する姿勢を明らかにする必要がある。 研究目的:厚生科学審議会出生前診断専門委員会において母体血清マーカー検査に関する見解(案)が報告された。本研究ではより多くの妊婦に関わり問題が指摘されている血清マーカー検査をも視野に入れながら、羊水検査の受容否受容の過程を明らかにし、検査後の選択肢が限られている中で決定を余儀無くされる当事者である妊婦の出生前診断に対する姿勢を明らかにする。 調査内容:調査対象は妊娠判明時35歳以上で、調査時期は分娩後産褥1週間以内の施設入院中の褥婦とした。 1.羊水検査の受容否受容 2.羊水検査の受容否受容の過程 羊水検査の受容否受容を自己決定しているか 羊水検査の受容否受容の自己決定に影響を及ぼす因子 3.羊水検査受容否受容の理由 4.羊水検査結果判明後の対処 5.羊水検査否受容妊婦の分娩までの心理 6.母体血清マーカー検査実施の有無と結果の理解、および羊水検査受容否受容への影響 7.背景 調査施設:北里大学病院、社会保険相模野病院、国家公務員等共済組合連合会稲田登戸病院、大和市立病院 調査期間:1999年3月〜2000年2月
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