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1998 Fiscal Year Annual Research Report

症状マネジメントの手法を用いた神経難病在宅療養者のための看護ケアプラン開発

Research Project

Project/Area Number 10877415
Research InstitutionTokyo Metropolitan Institute for Neuroscience

Principal Investigator

輪湖 史子  東京都神経科学総合研究所, 社会学研究部門, 主事研究員 (70260312)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 松下 祥子  東京都神経科学総合研究所, 社会学研究部門, 主事研究員 (30291941)
牛込 三和子  東京都神経科学総合研究所, 社会学研究部門, 副参事研究員 (10176654)
Keywords難病看護 / 在宅看護 / 症状マネジメント / セルフケア / 看護ケアプラン / 患者教育
Research Abstract

第1年次は,筋ジストロフィー在宅療養者における呼吸障害への対応を取り上げ,事例研究を通じて以下の点を明らかにした:
1. 呼吸障害の進行期(人工呼吸療法の導入まで)
この時期の療養者と家族介護者の課題として,(1)人工呼吸療法の実施に関する意思決定を行う;その基盤として,必要な知識や情報を得る,(2)自己の身体状況を観察し,障害や症状の進行を早期に把握する,(3)自己の療養環境(物理的環境,社会資源の活用,介助のマンパワー確保など)を整備する,などが挙げられた。
症状マネジメントの焦点としては,(1)呼吸不全にともなう症状か否かを判別する,(2)療養者が変化や不調に気付いた際に,医療従事者に確実に報告・相談する,(3)症状経過を適切な方法で記録し,判断の資料とする,などが挙げられた。
2. 急性のエピソード発生時
感冒罹患時等に,(1)「様子を見て」いるうちに重症化する例があるので,医療サービス利用のための判断基準を明確に提示する必要がある,(2)療養者が自己の状態を判断し,適切な対処がとれるように,きめ細かく相談や助言を行えるシステムが必要である,(3)こうした機会を利用して,緊急時の対応について検討しておく,などの点が挙げられた。
3. 人工呼吸療法導入後
症状マネジメントの焦点として,(1)導入時点で1日数時間のみ換気補助を必要とするケースの場合,その後の経過中に換気補助時間の延長が必要となるが,その際に適切な判断と自己管理を行う,(2)外出・外泊等を計画する際,その適否の判断や安全管理を的確に行う,(3)栄養管理,排泄管理など,全身の自己管理を行う,などが挙げられる。

URL: 

Published: 1999-12-11   Modified: 2016-04-21  

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