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1998 Fiscal Year Annual Research Report

ラットの脳の高次機能および行動に対する試料中油脂の違いによる影響

Research Project

Project/Area Number 10878018
Research InstitutionCollege of Tokyo University of Agriculture

Principal Investigator

渕上 正昭  東京農業大学短期大学部, 講師 (70248938)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 南 江美子  福島女子短期大学, 食物栄養科, 助手
阿部 正  福島女子短期大学, 食物栄養科, 教授 (20074114)
Keywords初代培養 / 記憶・学習 / 海馬 / 神経細胞 / アセチルコリン / アラキドン酸 / ドコサヘキサエン酸
Research Abstract

胎生期18日目のSD系ラット胎仔を用い、その脳の海馬部分を定法に従って分散処理を行い、細胞培養に供試した。そして、血清10%を含む培地に懸濁した。培養容器はポリエチレンイミン処理をほどこした24穴のマルチプレートを用い、それぞれのウェルに細胞数として1平方cm当たり3×10^5個となるように播種した。播種したプレートは37℃で5%CO_2ガスと95%空気の混合ガスの条件(CO_2インキュベーター)で1日置いた。その後無血清培地と交換した。この時、培養溶液中(DF培地)に10^<-6>Mアラキドン酸(AA)、または10^<-6>Mドコサヘキサエン酸(DHA)をいれ、コントロールにはAAとDHAを溶かすために用いた0.1%ジメチルスルホキシド(DMSO)をいれた。これら操作の後、37℃で5%CO_2ガスと95%空気の混合ガスの条件(CO_2インキュベーター)で72時間の培養を行った。その後、細胞数の計測とアセチルコリンの放出量の測定を行った。
コントロールは72時間後に、神経繊維や樹状突起であろうと考えられるネットの形成も維持されず細胞らしきものの存在も少なくなっていた。また、アセチルコリンの放出量も少なかった。AAの添加された培養基は従来の報告にあるように、細胞数や神経繊維と考えられるネット形成が維持され、アセチルコリンの放出もみられた。これと同様に、DHAの添加された培養基でも細胞数はAA添加に比べて少なくなるものの、アセチルコリンはAA添加の場合と同程度の放出があった(統計的有意性はなし)。

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Published: 1999-12-10   Modified: 2016-04-21  

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