1998 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
10878097
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
蛯名 洋介 徳島大学, 分子酵素学研究センター, 教授 (00112227)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
湯浅 智之 徳島大学, 分子酵素学研究センター, 助手 (50304556)
岸 和弘 徳島大学, 分子酵素学研究センター, 助手 (70284320)
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Keywords | インスリン作用 / 血糖値降下 / PDGF / トランスジェニックマウス |
Research Abstract |
従来まではインスリンが生体内で血糖値を下げることのできる唯一の生理活性物質であったが、トランスジェニックマウスの手法でPDGFレセプターを骨格筋に発現させ、PDGFで血糖値を下げることができるか否かを検討する。血糖値降下というインスリン独特の作用は、本質的には細胞増殖因子が潜在的に共通に持つ作用であることを実証し、インスリン作用の本質的な解明を行う事を目的とする。 申請者はmycのtagを挿入したGLUT4mycとPDGFレセプターを安定に発現させた培養細胞を確立し、この細胞をPDGF刺激するとPI3-キナーゼが活性化され、GLUT4のトランスロケーションが起こり、細胞ヘグルコースを取り込むことを明らかにしている。またマウス骨格筋ではPDGFレセプターはほとんど発現していないし、普通のマウスにインスリンを投与すれば血糖値は下がるが、PDGF投与では下がらないことは既に確認済みである。 そこで骨格筋に特異的に発現するmuscle creatinine kinase(MCK)の遺伝子プロモーター下流にPDGFレセプターcDNAを結合し、トランスジェニックの手法で骨格筋でPDGFレセプターを大量に発現しているトランスジェニックマウスを確立するべく進めている。 なおMCKのプロモーターはcDNAを骨格筋で特異的に発現するのに既に使用されており、PDGFレセプターが骨格筋で特異的に発現できる可能性が高い。今後PDGF投与により血糖値を下げることが出来るか否か検討したい。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] Davide Lauro,Yousuke Ebina,et al.: "Impaired glucose tolerance in mice with a targeted impaiment of insulin action in muscle and adipose tissue" Nature Genetics. 20. 294-298 (1998)
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[Publications] Takanobu Imanaka,Yousuke Ebina et al.: "Reconatitution of Insulin Signaling Pathways in Rat 3Y1 Cells Lacking Insulin Receptor and Insulin Receptor Substrate-1" J.Biol.Chem.273. 25347-25355 (1998)
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[Publications] Hiroyuki Sano,Yousuke Ebina,et al.: "Insulin enhances macrophage scavenger receptor-mediated endocytic uptake of advanced glycation and products" J.Biol.Chem.273. 8630-8637 (1998)
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[Publications] Kazuhiro Kishi,Yousuke Ebina,et al.: "Bradykinin directly triggers GLUT4 translocation via an insulin-independent pathway" Diabetes. 47. 550-558 (1998)