1998 Fiscal Year Annual Research Report
食品中の微量微生物の検出用簡易型免疫センサーの開発
Project/Area Number |
10878163
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Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
近藤 慶之 信州大学, 繊維学部, 教授 (10021148)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小駒 喜郎 信州大学, 繊維学部, 助手 (20185573)
村上 好成 信州大学, 繊維学部, 助教授 (80174283)
阿部 康次 信州大学, 繊維学部, 教授 (00126658)
八森 章 信州大学, 繊維学部, 教授 (30082811)
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Keywords | 微量微生物 / 簡易型免疫センサー / バイオセンサー |
Research Abstract |
大腸菌を大量に培養し、その細胞壁からグラム陰性菌一般に共通している多糖抗原(LPS)を用いて抽出・精製し、ラット腹腔内に注射することによりLPSに対するポリクロナール抗体を作製した。 得られたLPS抗体に、酵素(カタラーゼ、アルカリフォスファターゼ等)を効率よくラベルするための条件を種々検討し、酵素標識LPSを作製した。 細菌と酵素標識抗体との反応を解析するために、種々のグラム陰性菌を培養し、セルソータにより比較的低濃度で菌体密度の異なる溶液(10^4〜10^8/ml)を調製し、酵素標識LPS抗体との反応性を詳しく検討した。細菌・酵素標識抗体コンプレックスを比較的簡単な遠心操作により集め、酵素活性を測定し菌体数計測のための最適の組み合わせを、ほぼ見い出すことが出来た。 次に、簡単なセンサーの開発を目指すための検討を行った。まず、簡単な方法として、酵素活性を発色法で測定することを試みた。ポリマーフィルムなどにこそ基質と発色試薬を塗布し、分光光度計による測定または、フィルム表面の反射法による測定を行った。その結果、ほぼ、目的とする知見が得られたので、酵素活性が電気信号として得られる場合の微小電極による方法を試みたが測定は困難であった。
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