1998 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
10897015
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
前田 健康 新潟大学, 歯学部, 教授 (40183941)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
井上 佳世子 新潟大学, 歯学部, 助手 (90303130)
菅谷 彰 神奈川歯科大学, 歯学部, 講師 (30162853)
岩田 幸一 大阪大学, 歯学部, 助教授 (60160115)
市川 博之 岡山大学, 歯学部, 助教授 (20193435)
脇坂 聡 大阪大学, 歯学部, 助教授 (40158598)
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Keywords | 歯根膜 / 口腔感覚 / 咀嚼 / シンポジウム / 神経制御 |
Research Abstract |
歯根膜は歯の支持・固定装置として機能するばかりでなく、咀嚼の感覚入力系として機能している。歯根膜に加わる様々な刺激は歯根膜神経終末を介し、中枢を経て、さまざまな口腔反射を惹起させ、咀嚼運動を無意識に円滑に制御している。本研究の目的はさまざまな分野で活躍している若手研究者を組織し、国際シンポジウムの企画立案をすることにあった。得られた成果は以下の通りである。 1. 1994年に米国シアトル市ワシントン大学で開催されたDental lnnervation Symposiumの資料をもとに歯根膜感覚に関する研究の現状分析を行った。その結果、1994年では扱われなかった事項として、歯根膜神経の発生、再生過程に関する形態学的、生理学的研究が浮かび上がった。 2. 1の結果をもとに1998年10月に名古屋市において班会議を開催し、問題点の整理を行いつつ、検討課題について討議した。 3. 1998年11月に研究代表者である前田健康と研究主分担者である脇坂聡がこの分野の権威である米国ロサンゼル市UCLA生理学講座Scot Chundler教授のもとを訪問し、研究レビューを受けた。問題点として、開催費用の工面があげられた。 本研究の結果、国際シンポジウム開催はこの分野の研究発展には不可欠なもので必要性が高く意義深いことが再認識されたが、開催するにあたっては財政的な面を克服する必要があることが示された。
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