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1998 Fiscal Year Annual Research Report

障害の重度・重複化とニーズの多様化に対応し得る訪問教育の在り方に関する実践的検討

Research Project

Project/Area Number 10898010
Research InstitutionKanazawa University

Principal Investigator

片桐 和雄  金沢大学, 教育学部, 教授 (00004119)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 武蔵 博文  富山大学, 教育学部, 助教授 (00262486)
大庭 重治  上越教育大学, 助教授 (10194276)
小池 敏英  東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (60251568)
川住 隆一  国立特殊教育総合研究所, 室長 (20124208)
Keywords訪問教育 / 重度・重複障害児 / 超重障児
Research Abstract

重障児への「訪問教育」は、約20年間に及ぶ経験を蓄積してきた。しかし近年、この経験だけでは対応することが困難な新たな事態に直面している。その背景には、障害の重度化と生活や教育のニーズの多様化がある。この動向の下で、教育内容の検討が十分になされないままに、「超重障児」をはじめとする多様な事例の受け入れだけが急速に進行し、教育現場に様々な問題が生じている。一方、制度面では、訪問教育が学習指導要領に明文記載されていないこともあり、地域間に大きな落差が存在している。本研究では、メンバーがそれぞれ長期間にわたってかかわってきた個別ケースの障害実態、教育的処遇、生活形態などに関する具体的資料をもとにしたカンファレンスと、全国訪問教育親の会会長や訪問教育担当教員からの現状と課題に関する報告をもとにした研究会議などを積み重ねた。それを通じて、各地域での制度と教育内容における従来の経験と到達点にみられる問題点を整理することができた。これに基づき、訪問教育を障害の重度・重複化と教育的ニーズの多様化に応え得る援助システムの中核として位置付けるというコンセプトの下で、「事例遡及的分析による訪問教育の現状把握」、「指導内容・方法に関する実践的教育」、「生活環境(地域差)と訪問教育へのニーズに関する調査研究」、「教員支援システムの構築」という相互に関連する4個別課題からなる、今後実践的に検討すべき研究課題を明確にした。

URL: 

Published: 1999-12-11   Modified: 2016-04-21  

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