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2010 Fiscal Year Annual Research Report

マウス発生期におけるアポトーシスの分子機構の解明

Research Project

Project/Area Number 10J04673
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

今尾 武士  京都大学, 医学研究科, 特別研究員(DC1)

Keywordsアポトーシス
Research Abstract

Apaf-1は、caspase-9の活性化を介してcaspase-3を活性化する、アポトーシスのシグナル伝達分子であるが、発生期のアポトーシスにApaf-1が必須であるかについては、議論の余地が残されている。我々の研究室は、胎齢14.5日のApaf-1欠損マウスの胸腺においてcaspase-3の活性化が起きていることを、また、その時期の胸腺細胞をスタウロスポリン(STS)で処理するとcaspase-3活性化を誘導できることを見出した。これらの結果は、Apaf-1非依存的アポトーシス経路の存在を示唆する。そこで本研究は、Apaf-1非依存的にcaspase-3を活性化させる分子群を同定し、Apaf-1非依存的アポトーシス経路の分子機構を解明することを目的とする。
Apaf-1非依存的アポトーシス経路の分子機構解明のため、まず胎齢14.5日の野生型、およびApaf-1欠損マウスの胸腺細胞に、レトロウイルスベクターを用いてc-mycおよびH-Ras遺伝子を導入し、細胞株を樹立した。次に、この細胞株をSTSで処理することでcaspase-3活性化を誘導できるかを、caspase-3の蛍光基質を用いたアッセイ、およびウエスタンブロット法により調べた。その結果、野生型およびApaf-1欠損胸腺細胞株のいずれにおいても、初代培養細胞の場合と同じく、caspase-3の活性化が観察された。
今後、このApaf-1欠損胸腺細胞株を用いて、APaf-1非依存的にcaspase-3活性化する責任分子を、生化学的手法により同定するつもりである。

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Published: 2012-07-19  

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