2010 Fiscal Year Annual Research Report
吸湿現象を考慮した様々な物体と流体の相互作用シミュレーション
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10J04748
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
RUNGJIRATANNAON Witawat 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 特別研究員(DL1)
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Keywords | 髪の毛のシミュレーション / ねじれ現象 |
Research Abstract |
本年度、私が行った研究は、詳細な髪の毛を効率的にシミュレーションする、というものです。髪の毛の研究についてはこれまで多数の研究がなされてきましたが、本研究で行われている詳細な一本ずつの効率的なシミュレーションモデルがありませんでした。 個々の髪の毛のシミュレーションにおける計算コストと数値的安定性という問題があるが、これは髪のアニメーションの写実性を高めるために不可欠である。詳細な髪のシミュレーションに関して他に重要なこととして、様々なヘアスタイルを表現するために,髪の毛それぞれをどうモデル化するかということが挙げられる。近年の手法の多くは,髪を束あるいは連続体として扱って計算コストを下げ、特定の髪型だけを対象としている。それで、本研究は一本ずつの効率的なシミュレーションモデルを提案した。そして、提案モデルは単純に髪の毛1本のレベルまで複雑なヘアスタイルをデザインできる. 成果が得られ、学術誌Computer Graphics Forumに掲載されました。Computer Graphics Forumに投稿した時に査読者から、髪の毛のねじれ現象を扱うモデルの可能性に関連する質問をいただいた。そのため、提案モデルを拡大し、ねじれ現象も扱えるようにした。髪の毛のねじれ現象の研究をCG関係における国内最高峰の会議であるVC/GCAD合同シンポジウム、国際会議SIGGRAPH Asia sketchそれぞれで発表しました。
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