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2010 Fiscal Year Annual Research Report

新規浸透圧応答性キナーゼASK3の浸透圧応答機構および生理的意義の解明

Research Project

Project/Area Number 10J09620
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

服部 一輝  東京大学, 大学院・薬学系研究科, 特別研究員(DC1) (40708575)

Keywords浸透圧応答 / ASK1 / MAPキナーゼ / pull-downアッセイ
Research Abstract

本研究の目的は、(i)浸透圧応答性キナーゼであるASK3がどのようにして細胞外の浸透圧変化を感知しているかを明らかにするととともに、(ii)ASK3の下流でどのようなシグナルが流れ、どのような遺伝子の発現が変化することによって、細胞外の浸透圧変化に生理的に適応しているかを明らかにすることである。
本年度は、特に(i)の項目に関して重点的に研究を行った。本研究においては、高浸透圧応答がASK1とASK3とで異なるという点に着目し、ASK3の特に高浸透圧応答機構の解明を目指した。高浸透圧環境下においてASK1は活性化されるのに対し、ASK3は不活性化される。このASK3の不活性化にはASK3のN末部位が必要であり、ASK1のN末部位ではそのような機能は担えないということをこれまでの研究により明らかとしている。そのため、ASK3のN末部位特異的に結合する分子をLC-MS/MS法によって同定することを試みた。その結果、計5分子のASK3特異的な新規結合分子を同定することに成功した。
次に、それぞれの分子をRNAi法によって発現抑制した細胞におけるASK3の高浸透圧応答を確認したところ、5分子中ある1分子の発現抑制によってASK3の高浸透圧刺激依存的な不活性化が抑制されるということを明らかとした。今後は、その新規結合分子をASK3の上流因子であると捉え、浸透圧受容機構の解明に迫りたい。

  • Research Products

    (1 results)

All 2010

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 浸透圧応答悔キナーゼASK3の活性制御機構と生理機能の解析2010

    • Author(s)
      服部一輝
    • Organizer
      BMB2010(第33回日本分子生物学会年会、第83回日本生化学会大会合同大会)
    • Place of Presentation
      神戸ポートアイランド
    • Year and Date
      2010-12-09

URL: 

Published: 2012-07-19   Modified: 2016-10-07  

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