1999 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
11121220
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
長谷 純宏 大阪大学, 大学院・理学研究科, 教授 (80028232)
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Keywords | 糖鎖 / 糖蛋白質 / ピリジルアミノ化 / オリゴ糖 / 人工複合糖質 |
Research Abstract |
ニワトリ卵60個よりIgYを4g得、PA-糖鎖を調製した。得られたピリジルアミノ化糖鎖混合物よりBA-2-PAを精製し、1-アミノ-1-デオキシ誘導体(BA-2-NH_2)にした。1)BA-2のフルオレセイン誘導体を用いたBA-2結合蛋白質の検索。前年度に調製したBA-2のフルオレセイン誘導体を糖鎖プローブとして用いた。マウスの大脳、小脳、肝臓、腎臓をホモジナイズし、蛍光が肝臓や腎臓には見られず、大脳と小脳にのみ観察された。さらに大脳と小脳については、それらのホモジネイトの細胞分画を行い、核画分、ミトコンドリア画分、ミクロソーム画分、サイトゾル画分を調製した。これら4画分の一部をニトロセルロース膜にドットブロットし、BA-2のフルオレセイン誘導体を結合させた。余分の試薬を洗浄した後、紫外ランプ下で観察した所、蛍光がミトコンドリア画分とミクロソーム画分にのみ観察された。2)多価の糖鎖プローブの調製。Mana1-3(Mana1-6)Manb1-4GlcNAcb1-4GlcNAc-PAの過ヨウ素酸酸化物にBA-2-NH_2を反応させた。その後、ゲルろ過で分離したところ、糖鎖を結合した2つのピークが得られた。大きい方は1分子当たり2分子のBA-2構造を持ち、他のピークは1分子当たり1分子のBA-2構造を持つ事が質量分析による方法で明らとなった。3)BA-2構造の結合した樹脂の作製;BA-2-NH2を市販の活性エステルを結合した樹脂と反応させた。スクシンイミドエステルで活性化した樹脂を用いBA-2を結合した樹脂を作製した。これを用いて脳のホモジネイトの中に、BA-2を認識する蛋白質を検出する予定である。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] A. Shimazaki, et al.: "A New Sugar Chain of the Proteinase Inhibitor from latex of Carica papaya"J. Biochem.. 125・3. 560-565 (1999)
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[Publications] H. Wakabayashi, et al.: "Novel Proteoglycan Linkage Tetrasaccharides of Human Urinary Soluble Thrombomodulin, SO_4-3GlcAβ1-3Galβ1-3 (±Sia α 2-6) Gal β 1-4Xyl"J. Biol. Chem.. 274・9. 5436-5442 (1999)
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[Publications] K. Yanagida, et al.: "A pyridylamination method aimed at automatic oligosaccharide Analysis of N-linked sugar chains"Anal. Biochem.. 274・2. 229-234 (1999)
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[Publications] 長谷純宏: "生産と技術誌51巻"蛍光標識法による糖鎖の構造と機能の解析. 4 (1999)