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1999 Fiscal Year Annual Research Report

シャペロンCdc37の機能解析

Research Project

Project/Area Number 11153230
Research InstitutionTokyo Metropolitan Organization for Medical Research

Principal Investigator

木村 洋子  財団法人 東京都医学研究機構, 東京都臨床医学総合研究所, 研究員 (80291152)

KeywordsCdc37 / タンパク質キナーゼ / ポリグルタミン / 出芽酵母 / 凝集体 / hsp104
Research Abstract

分子シャペロンCdc37のタンパク質キナーゼに作用する部位を調べるために、出芽酵母を用いたアッセイ系を確立した。すなわち、野生株の出芽酵母にp60^<v-src>の遺伝子を発現させると、p60^<v-src>の高いチロシンキナーゼ活性により酵母は死ぬ。ところがhsp90の変異株ではチロシンキナーゼ活性が保たれず、酵母は生育する。これに、Cdc37遺伝子を大量発生させると、チロシンキナーゼが回復し、酵母は生育できなくなることがわかった。そこで、ランダムな変異をCdc37導入し、酵母が再び生育できる変異体のスクリーニングを試みている。
さらに、ポリグルタミンによる凝集体形成や細胞障害機構を解明するために、出芽酵母にポリグルタミンを発現させる系を構築した。出芽酵母中でもポリグルタミンは長さにと発現量に依存して凝集体を形成し、また、ポリグルタミンの長さに依存して生育に若干の遅れを生じた。次に、分子シャペロンの変異株で、凝集体形成の変化を調べた。すると、hsp104の欠損変異株では、凝集体形成がみられなくなり、さらにポリグルタミンは可溶性になり、凝集体の形成にHsp104が関わっていることがわかった。さらに、酸化ストレスによって、凝集体形成の促進が見られた。現在、ポリグルタミンを発現しているhsp104の変異株から可溶性抽出物をとり、培養細胞の抽出物を加え、in vitroで再び凝集体形成がみられないかを検討している。

URL: 

Published: 2001-10-23   Modified: 2016-04-21  

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