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1999 Fiscal Year Annual Research Report

プロスタノイド受容体とアポ蛋白E欠損マウスのかけ合わせによる動脈硬化発症機構

Research Project

Project/Area Number 11158211
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

小林 拓也  京都大学, 医学研究科, 助手 (20311730)

Keywordsプロスタノイド / プロスタグランジン / トロンポキサン / 動脈硬化 / アポ蛋白 / 欠損マウス
Research Abstract

動脈硬化は、マクロファージの内皮下への侵入、内皮細胞の傷害・脱落、血小板の粘着・凝集、脂質の沈着、中膜平滑筋細胞の遊走・増殖などの過程を経て発症・進展する。この各段階において、トロンボキサン(TX)とプロスタグランジン(PG)より成る生理活性物質であるプロスタノイドが何らかの役割を果たすと考えられている。我々の研究室では、既に薬理学的に同定された8種類のプロスタノイド受容体のcDNAを全てクローニングし、8種類のプロスタノイド受容体欠損マウスを作製した。そこで、C57BL/6に10回以上戻し交配の済んだPGIとTX受容体欠損マウスに、同様にC57BL/6に4回戻し交配の済んだアポ蛋白E欠損マウスをかけ合わせた。得られたPGI受容体とアポ蛋白EのダブルへテロマウスとTXA受容体とアポ蛋白Eのダブルへテロマウスを各々ダブルへテロ交配した。現在、ダブルへテロ交配により生まれたマウスから、PGI受容体とアポ蛋白EそしてTX受容体とアポ蛋白Eを共に欠損するマウスをPCRにて確認している。今後は、このようにして得られたダブルノックアウトマウスを繁殖させ、組織学的な解析を行う予定である。具体的には、近位大動脈、冠動脈、肺動脈等の動脈硬化病変形成を解析する。内皮細胞の傷害、血栓形成、脂質の沈着、平滑筋細胞の遊走・増殖、内膜の肥厚等を観察する。また、血圧、心拍数の測定、腎機能の解析、血中リポ蛋白分画の解析等を行う。

URL: 

Published: 2001-10-23   Modified: 2016-04-21  

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