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1999 Fiscal Year Annual Research Report

六朝期の著作における伝統の継承と変容

Research Project

Project/Area Number 11164234
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)

Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

興膳 宏  京都大学, 文学研究科, 教授 (70023984)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 齋藤 希史  奈良女子大学, 文学部, 助教授 (80235077)
Keywords六朝 / 古典 / 金楼子 / 六朝詩人 / 批評用語
Research Abstract

本年度は、本研究の初年度として、研究の基礎作業をおおむね完成することができた。以下、研究計画に沿って述べる。
1)『金楼子』は、『知不足斎叢書』本を低本に、本文校訂を行ない、謝金によるアルバイトの協力を得て、電子テキスト入力を行った。電子テキスト入力に当たっては、まず低本の本文入力を優先し、すべてを入力し終えた。併せて、各条の出典調査、さらに訳注作業を順次進めた。
2)六朝批判用語については、研究計画にあげた『文心雕龍』『詩品』など六朝期の著作のほかに、『歴代詩話』正続編に収められる後代の詩話を通覧して、着目すべき評語のリストアップと整理にあたった。六朝批評用語が後代いかに継承されたかをも視野に含める必要を感じたためである。また、六朝期における音韻の自覚という観点から、書画論の他に、楽論も調査対象に含めることとした。これらのリストアップと整理に当たっては、北京大学中文系の電子テキスト検索システムも利用し、できるかぎり遺漏のないよう、つとめた。
3)六朝詩人の伝記については、あらかじめリストアップした80人あまりの詩人の伝記について、訳注作業を行なった。本文校訂・訓読・訳・注釈・参考文献の構成とし、研究成果が広く利用されるよう意を用いた。また、謝氏・王氏など六朝の名族について、従来の研究を参照し、整理・補正を行なって詳細な年譜を作成した。これらの作業は、研究協力者に分担を願った上で、平均して月一回の定期検討会および夏期休業中の集中検討会を経て、ほぼ完成し、訳注については、今夏を目処に出版する運びとなった。

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Published: 2001-10-23   Modified: 2016-04-21  

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