2001 Fiscal Year Annual Research Report
古典学の再構築・調整班研究B02「伝承と受容(日本)」
Project/Area Number |
11164242
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
木田 章義 京都大学, 文学研究科, 教授 (30131486)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
米井 力也 大阪外国語大学, 外国語学部, 助教授 (50178373)
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Keywords | 伝承 / 受容 / 外国文化 |
Research Abstract |
古典学の再構築・調整班研究B-02「伝承と受容(日本)」班の大きな目的は、B02-58「中世における外国文化の受容と展開」、B02-59「キリシタン文献の文化横断的研究」、B02-60「正倉院聖語蔵経巻の文献学的研究」、B02-61「古代幼学書の基礎的研究」、B02-62「日本における唐律令・礼の継受と展開」、B02-63「古代・中世の漢文訓読文資料の文体史的研究」、B02-64「大唐六典の受容と制度通の撰述」、ならびに前期からの継続テーマ「禅林聯句に間する基礎的研究」、「大航海時代の語学書」としてのキリシタン文献」などを、有機的に結合するように調整することである。本調整班の活動は、これまでに二年間の積み重ねもあり、調整それ自体は、かなりの効果を収めている。 本年度も、これらの研究のテーマの重複などを調整しつつ、会議を開いていたが、これまでと異なっているのは、研究成果報告書以外に、成果を体系的なテーマのもとに、本にまとめるための編集作業も始めたことである。研究成果報告書は、通常のとおり、正式の報告書として、それぞれの班の専門的な研究をまとめることにしているが、それ以外に、各班から、より興味深く、しかも、一貫したテーマでつながる研究をあつめて、「日本における外国文化の受容と展開(仮称)」というテーマで、日本における外国文化の受容についての歴史的な、かつ体系的な記述をしようというのである。 これらの作業によって、各班の研究テーマが重複無く、かつ有機的な相関関係を持つことができるようになっており、調整班としての活動は軌道に乗り始めている。
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