2000 Fiscal Year Annual Research Report
肝細胞の細胞同期調節におけるシンクロナイゼーションの分子機構の解明
Project/Area Number |
11167277
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Research Institution | Tokyo Women's Medical University |
Principal Investigator |
長原 光 東京女子医科大学, 医学部, 講師 (50172549)
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Keywords | PVLA / 細胞接着 / アポトーシス / PI3K |
Research Abstract |
我々はラット継代肝細胞株を使用して、本来接着して増殖するはずの細胞が浮遊状態で培養されるとアポトーシスにより死滅することを見い出したが、PVLAをコートしたプレート上で細胞を接着させておくと細胞はアポトーシスに陥らない。通常の培養用プレートではインテグリンファミリーが細胞接着に関与し、これからの細胞内情報伝達系が細胞死を抑制していると考えられているが、PVLAは肝細胞表面のアシアロ糖蛋白質受容体と結合するのでいわゆる細胞接着分子を介してはいない。従ってPVLAを介した細胞接着がアポトーシスを抑制することは、新しい細胞内情報伝達系によるアポトーシス制御機構の存在を予想させるものである。既に上皮系細胞を浮遊状態で培養した時に生じるアポトーシスが、PI3Kの活性化により抑制されることが報告されているので、ラット肝細胞でこれを確認したところ、アポトーシスを生じている時にもAKTのリン酸化が生じている事が判明した。これは肝細胞では他の上皮系細胞とは異なり、PI3Kの活性化だけではこのアポトーシスが抑制されない事を示唆する。さらにアポトーシスに関与する分子を同定すべく解析したところ、カスパーゼ3が最終的に細胞死を引き起こす分子であることを突き止めた。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] Hikaru Nagahara, et .al.: "Transforming growth factor β targeted in activation on cyclin E : Cyclin dependent kinase complexes by Inhibition of-CDK2activatry kinase"Proc Natl Acad Sci USA. 96(26). 14961-14966 (1999)
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[Publications] Grus D,EzhevshysA,Bedor-Hapak,Magahara H,Wei.M.C: "p16 INK4a Peptides inhibit hypo-phosphorylation of retinoblastoma protein and cell cycle progression prior to activation of CDK2 complex"Cancer Rescarch. 59. 2577-2580 (1999)
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[Publications] Koji Ishida,Hihaw Nayahia Foskirihe Akaikei Naoaki Hayachi: "Adhesion via DDLA abrogarasanoihis in rat hepatocyte"Hepatology. 32. 337 (2000)
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[Publications] Aso Towoko,Hikan Magahara Naoaki Hayashi: "Molecular Mechanism for Taf-βinduced apoptosis in human hepatocellular carcinomas"Hepatology. 32. 338 (2000)