2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
11178101
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Research Institution | International Medical Center of Japan |
Principal Investigator |
笹月 健彦 国立国際医療センター(研究所), 総長 (50014121)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石川 冬木 京都大学, 大学院・生命科学研究科, 教授 (30184493)
野田 哲生 東北大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (10183550)
鎌滝 哲也 北海道大学, 大学院・薬学研究科, 教授 (00009177)
伊東 恭悟 久留米大学, 医学部, 教授 (50125499)
丹羽 太貫 京都大学, 放射線生物研究センター, 教授 (80093293)
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Keywords | がん / 遺伝子 / 環境要因 / 多段階発がん / 家系 / 免疫 / 発生工学 / 染色体 |
Research Abstract |
本特定領域研究「発がんと防御」は、総括班1班、計画研究55班、公募研究66班より構成され、発がんの分子機構の解明を第一の目標とし、第二に細胞のがん化防御およびがん化した細胞の排除機構の解明を目指し、併せてがん研究の最終目標であるがん克服のための道を拓くことを目的とした。研究の標的を分子・細胞、個体、人類集団・家系、にそれぞれ設定し、遺伝子および染色体の構造の安定性と機能発現のダイナミクスに関する恒常性維持機構、内的外的発がん要因によるこれらのゲノム維持機構の破綻と細胞のがん化の関連、新しい発がん関連遺伝子の同定および既知遺伝子も含めたこれら遺伝子群の変異に引き続く多段階発がんの分子細胞生物学的機構、を解明することを目指し、さらに生体が備え持つ数々の恒常性維持機構がどのように細胞のがん化を防ぎ、どのようにがん化した細胞を排除し得るか、を分子レベルで解明することを目指し研究を推進した。 A01:細胞のがん化機構に関する研究、A02:がん関連遺伝子/発がん環境要因と発がんおよびがん悪性化の研究、A03:遺伝的高発がん集団に関する研究、A04:細胞のがん化防御に関する研究、A05:がん免疫の分子機構に関する研究、「各種劣性遺伝病原因遺伝子ヘテロ接合保因者における発がん感受性の研究のための全国調査、患者およびその家族由来の細胞バンクの支援のための委員会」、「個体レベルでの新しい病理形態学的がん研究の推進と支援に関する委員会」、「胃がん試料収集委員会」、「小児がん登録委員会」。 がん特定のその他の領域と連携して、平成16年7月、平成17年2月に研究代表者会議を開催し、また、平成16年7月1,2日に国際シンポジウム"Global trends in Cancer Research"を、平成17年1月31日、2月1日に合同・公開シンポジウムを開催した。
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