2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
11179101
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
高井 義美 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (60093514)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
金倉 譲 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (20177489)
秋山 徹 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (70150745)
清木 元治 東京大学, 医科学研究所, 教授 (10154634)
渋谷 正史 東京大学, 医科学研究所, 教授 (10107427)
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Keywords | がん / 増殖因子 / シグナル伝達 / 分化 / 細胞死 / 細胞周期 / 浸潤・転移 / 細胞外マトリックス |
Research Abstract |
本領域は「がん研究の総合的推進に関する研究」の一環として、がんの生物学的研究を担うものである。すなわち、がんの生物学的特性を明らかにすることによって、がんの予防、診断、治療に貢献することを目的とする。本年度の総括班における成果を以下に列記する。 1.がんの生物学的研究の分野において未解決の重要な問題を解明するために、総括班は以下の5項目について研究を計画した。A01:がん細胞の増殖応答の異常の研究、A02:がんの形成過程における細胞の分化と死の研究、A03:がん細胞の制御異常とがん形質の研究、A04:がん細胞の浸潤と転移の研究、A06:組織形成異常とがんとの関連の研究。 2.領域代表者である高井義美をA01の分野長とし、以下、A02 金倉 譲、A03 秋山 徹、A04 清木元治、A05 渋谷正史とした。 3.研究を推進するために、重要かつ緊急性のあるテーマと優れた研究者を計画的に支援する目的で、総計40の研究計画を設定し、その研究内容の評価を行った。また、公募により自由な発想に基づく研究を募集し、その研究内容を評価した。評価はおおむね良く、着実に成果が出ているとのことであった。 4.総括班会議および分野長会議を開催し、上記重要課題につき検討した上で方針を決定し、領域の円滑な運営を進めた。また、計画研究代表者が、研究成果・今後の研究方針・今後のがんの生物学的研究のあり方について議論を行った。 今年度は本研究の最終年度にあたるが、「がんの生物学的特性を明らかにすることによって、がんの予防、診断、治療に貢献する」という本研究の最終目的をほぼ達成できたと判断している。
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